【令和5年度】善福寺川「水鳥の棲む水辺」創出事業シンポジウム
『善福寺川「水鳥の棲む水辺」創出事業シンポジウム』を開催しました
日時:令和6年1月27日(土曜日)
場所:勤労福祉会館 ホール
参加者:156名
プログラム
第1部 講演
- 「水辺が創り出すもの 子どもの心の成長と発育への影響」株式会社建設技術研究所 東京本社 環境部グループ長 土井 康義
- 「「野鳥」ってどうやって描くの 図鑑のように鳥を描いてみよう」有限会社フィールドアート 野鳥図鑑画家 谷口 高司
第2部 活動報告
- 「井荻小学校活動報告 先輩から受け継いだもの」杉並区立井荻小学校
- 「川ガキ復活講座報告 自然から受け取ったもの」NPO法人すぎなみ環境ネットワーク 川ガキ復活講座受講生
- 「野鳥のエサの捕り方(夜間編) コサギの夜の採餌行動」中央大学附属高等学校 遠藤 勇志
第3部 パネルディスカッション
- テーマ「ともに歩み、次世代へつなぐ」
- コーディネーター(進行役) 木原 秋好(元すぎなみ地域大学学長)
- パネリスト(発言者)
- 島谷 幸宏(熊本県立大学特別教授)
- 住谷 陽子(井荻小学校教諭)
- 土井 康義(株式会社建設技術研究所)
ロビー展示
ホール前のロビーでは、『水鳥一斉調査』のパネル展示と女子美術大学制作の歴代のシンポジウムポスターを展示しました。
その他に、野鳥図鑑画家 谷口高司さんのご指導の下、鳥の絵描き教室を開催した際に小学生やその保護者様等が描いた「キンクロハジロ」を展示しました。さらに、中央大学附属高等学校 2年生 遠藤勇志さんが日本鳥学会 2023年度大会・最優秀賞を受賞したポスターも展示しました。
受付では、善福寺公園内にある区施設「遅野井川親水施設」が環境省の自然共生サイトに認証されたことを記念したキーホルダーをお配りしました。
イントロダクション
シンポジウムが始まるまでの間、善福寺川周辺で四季を通じてみられる野鳥・水鳥の解説つきのビデオを流しました。
第1部 講演
「水辺が創り出すもの 子どもの心の成長と発育への影響」
株式会社建設技術研究所 東京本社 環境部グループ長 土井 康義
水辺での遊びを通じて、子どもたちが身につけられるさまざまな力(生きる力)の紹介を中心とし、そのために必要な環境条件について講演をしていただきました。
「「野鳥」ってどうやって描くの 図鑑のように鳥を描いてみよう」有限会社フィールドアート 野鳥図鑑画家 谷口 高司
谷口氏は、世界でも希少な野鳥の図鑑を描くイラストレーターとして国内外で活躍されております。
また、杉並区主催の水鳥一斉調査の解説員としても毎年ご尽力して頂いております。「水鳥一斉調査シート」のイラストを描いたのが谷口氏です。本日は、杉並区で観察される水鳥の中から「キンクロハジロ」のデッサンの実演をしていただきました。
第2部 活動報告
「井荻小学校活動報告 先輩から受け継いだもの」杉並区立井荻小学校
井荻小学校には敷地内に善福寺川が流れていて、児童の皆さんは日々、川とふれあっており、長年、環境活動を行っております。野鳥の観察などに力を入れている学校として「愛鳥モデル校」の指定を受けている小学校であり、全学年を通して環境学習に力を入れています。井荻小学校としての取り組みと児童による学習成果を発表していただきました。
「川ガキ復活講座報告 自然から受け取ったもの」NPO法人すぎなみ環境ネットワーク 川ガキ復活講座受講生
「川ガキ」とは、「川で遊ぶ子供」のことを指すようです。
そんな川ガキの皆様からは、杉並区内を流れる善福寺川をテーマに、川の生き物調査・水質調査・清掃活動等を行い、受講生が理想の善福寺川について1年間かけて探求してきた成果をご報告していただきました。
「野鳥のエサの捕り方(夜間編) コサギの夜の採餌行動」中央大学附属高等学校 遠藤 勇志
日本鳥学会 2023年度大会・最優秀賞受賞 コサギの夜の採餌行動の研究について報告をしていただきました。
第2部 パネルディスカッション
テーマ 「ともに歩み、次世代へつなぐ」
本事業は、平成20年度から取り組み続けております。その成果の一つが、平成30年7月に開園した善福寺公園内にある遅野井川親水施設です。これは、井荻小学校の5・6年生が「身近な水辺が欲しい」という思いを区長へ要望し、区が事業化したものです。
当時、遅野井川親水施設の整備などにかかわった井荻小学校の児童たちは、さまざまな経験を経て青年になっています。先日、その青年たちに集まってもらい当時の学習や体験がその後の人生にどのように影響したのかを話あっていただき、その時の様子を動画撮影しました。
ディスカッションは、その動画を基に行っていただきました。小学生時代に学んだ環境学習がどの様な影響を与えたのかなどの内容となっております。
最後は登壇者全員で記念撮影を行いました。
アンケート結果
本シンポジウムにおいてアンケートにご協力いただきましてありがとうございました。
ご意見・ご要望については、これからの事業や次年度以降のシンポジウムの参考にさせていただきます。
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このページに関するお問い合わせ
都市整備部土木計画課施設整備グループ河川橋梁担当
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