現在位置: 杉並区公式ホームページ > 区政情報 > 区長のしごと > 区長メッセージ > 令和7年 > 令和6年度杉並区二十歳のつどい 区長挨拶(令和7年1月13日)

印刷

ここから本文です。

ページID : 18544

更新日 : 2025年1月30日

令和6年度杉並区二十歳のつどい 区長挨拶(令和7年1月13日)

目次

(注)令和7年(2025年)1月13日開催の「令和6年度杉並区二十歳のつどい」における区長挨拶を掲載したものです。

皆さん、こんにちは。杉並区長の岸本聡子です。

本日、このような晴れやかな日に皆さまをお迎えできましたことを、大変嬉しく思います。
今日は、私も、皆さんの気持ちと一緒になりたいと思って、私が二十歳の時に母が贈ってくれたネックレスを着けてきました。ちょうど30年前の話です。

さて、今日は皆さんに、2つのことをお伝えしたいと思っています。1つは皆さんにおいて自己決定とは何かということ、そしてもう一つはコンフォートゾーンということを考えてみたいと思います。コンフォートゾーンとはストレスや心配が少なく安心できる心理的な環境や領域のことです。

令和7年二十歳のつどい挨拶
杉並区長 岸本聡子

私自身の経験を少しお話ししたいと思います。私は27歳のときに欧州に渡り、47歳のときに日本に帰ってきました。20年間の約半分をオランダで、残りの半分をベルギーで暮らしました。必死の連続でしたが、次第にしたい仕事に近づき、10年以上をかけて自分がしたい仕事を創れるようになりました。

ヨーロッパで自分の生活もキャリアもようやく構築できましたが、日本に戻るという大きな決断をしました。これが私の自己決定です。今ではまったく新しい環境で区長として新しいキャリアに挑戦しています。
自分で決定したことだから後悔はできないし、今ある環境を良くしていくのも自分だというふうに思っています。

自分の人生の主人公は自分以外にいません。だからこそ「自分のことは自分で決める」を貫いてほしいと思います。

みなさんはこれから新しい環境に羽ばたいていかれると思います。
その中で新しい関係を作っていかなければなりませんし、その際にはストレスや不安に直面することもあろうかと思います。
これは自分のコンフォートゾーンを広げていくということかもしれません。
それが大人への階段を上ることだと思います。

ただ、自分や周りの人が何かを選択しようとしたときに、阻まれたり、辛かったりする非合理や不正義があれば、自分のせいにせず、考えることをやめず、社会に対して言葉を発してほしいと思います。

それが社会を変えていく力になります。
人生がこうあったらいいなと思う姿は、こうなったらいいなという社会につながっています。

そういう経験は自分を成長させるし、他の人を想像する力になります。
例えば、今日のこの二十歳のつどいに様々な理由で来られない人、来たいと思えない人がいるであろうことも想像してみてください。

最後に、皆さんが人生における自己決定ができ、自分らしく生きられる、私はそういう社会を皆さんと一緒に創っていきたい、そういう覚悟を新たにしまして、私からのお祝いの言葉とさせていただきます。

皆さま、本当におめでとうございます。

▼挨拶の様子(動画)はこちらからご覧ください
令和6年度 杉並区二十歳のつどい 区長挨拶(令和7年1月13日)

お問い合わせ先

子ども家庭部児童青少年課

電話番号:03-3393-4760

ファクス番号:03-3393-4714

ここまでが本文です。

同じカテゴリから探す

令和7年