認知症とは(症状例や相談先など)

 

ページ番号1004666  更新日 令和6年5月21日 印刷 

認知症とは

認知症とは、さまざまな原因により脳に変化が起こり、それまでできていたことができなくなり、生活に支障をきたした状態をいいます。
認知症になることは誰にでもおこりうることで、特別なことではありません。

「おや?」、「以前と違う」は大事なサインです。ちょっとしたサインを見逃さないようにしましょう。

認知症の症状

  1. 認知機能障害
    原因となる病気により、どのような症状が出てくるのかが異なります。脳に変化が起こることによって直接起こる「物忘れ」、「理解力・判断力の低下」などの症状です。
  2. 行動・心理症状(BPSD)
    症状は不安、不眠、いらいらなど多岐にわたり、その多くが本人をとりまく環境を受けて起こります。本人が困っている状況である場合が多く、認知症の本人のSOSサインとも言われています。

認知症に関する受診・相談について

認知症になっても、すぐに何もわからなくなって、常にだれかの助けが必要になるわけではありません。
早めに知ることは、進行を遅らせることや自分らしく過ごすための備えになります。
また、原因によっては、治る認知症や一時的な症状の場合があります。

気になることがあったら、早めにかかりつけ医に相談しましょう。必要があれば、専門医がいる病院を紹介してもらうことができます。

受診・相談先
かかりつけ医

診断や治療については、かかりつけ医に相談しましょう。

杉並区医師会は「物忘れ相談医」、東京都は「認知症サポート医」の名簿を作成しています。それぞれの詳細は、以下リンクをご確認ください。

地域包括支援センター(ケア24)(無料)

高齢者やその介護者が困ったときに相談できる身近な窓口です。

本人や家族のほか、医療機関やケアマネジャーなどの関係機関からの相談も受け付けています。

ケア24の物忘れ相談(無料) 認知症についての不安や悩みをお持ちの本人や介護されているご家族などの相談に、杉並区医師会の「認知症サポート医」が応じます。お近くのケア24にお問い合わせください。

保健センターのものわすれ相談(無料)

精神科医による認知症の相談を行っています。詳細は以下リンクをご確認ください。
東京都認知症疾患医療センター 認知症に関する鑑別診断を実施するとともに、認知症に関する各種相談を受けています。受診(もの忘れ外来)と認知症相談は予約制です。かかりつけ医の紹介状があるとスムーズです。
杉並区若年性認知症相談窓口(無料) 若年性認知症に関する身近な地域の相談窓口として、杉並区役所高齢者在宅支援課に相談窓口を設置しています。詳細は、以下リンクをご確認ください。

受診・相談前にまとめておきたい事項(例)

受診や相談をする前に、下記の内容を整理しておくと相談しやすくなります。

今回相談したいこと

基本情報

現在困っていること、そのエピソード

既往歴

過去の病気(いつ頃、どんな治療をしたか)

気になる症状はなにか、いつから出ているか

現病歴

治療中の病気(いつからどんな治療をしているか、飲んでいる薬の名前等)

周囲・家族から言われること

介護保険の利用状況

介護度、利用しているサービスとその頻度等

診断後どうしたいか

治療をしたい(薬が欲しい)、介護保険を申請したい等

家族の状況

一人暮らし、家族と同居か等

認知症の発症と進行を遅らせるために

認知症に限らず、病気の予防については以下の3段階の考え方があります。

  • 病気にかからないようにすること
  • 早期発見・治療をすること
  • 重症化しないようにすること

ご自身の生活に下記の健康術などを取り入れましょう。

今日からできる7つの健康術

(1)

積極的に体を動かす

(2)

バランスのよい食生活をする

(3)

噛む力を維持する

(4)

頭を活発につかう、趣味活動をする

(5)

新しいことに挑戦する

(6)

家事も積極的に

(7)

人との交流をもつ

杉並区の介護予防事業・認知症予防事業

「認知症予防教室」、「ウオーキング講座」、「公園から歩く会」、「認知症予防講演会」などの講座等を開催しています。
詳細は、以下リンクをご確認ください。

有酸素運動(ウオーキング)は、脳の血流を増すため認知症予防に効果的と言われています。

東京都「知って安心 認知症」パンフレット

東京都では、本人や家族など身近な方が認知機能や生活機能の低下の有無を簡便に確認できる「自分でできる認知症の気づきチェックリスト」を盛り込んだ、認知症の普及啓発パンフレット「知って安心 認知症」を作成しています。

認知症あんしんガイドブック(認知症ケアパス)

ガイドブック表紙

認知症になっても、希望をもっていつまでもいきいきと暮らし続けられる杉並区を目指して、認知症の方の声を聴きながら、もの忘れに関する相談窓口や認知症の経過と流れ、地域資源等を掲載した「認知症あんしんガイドブック(認知症ケアパス)」を作成しました。詳細は、以下リンクからご確認ください。

 

このページに関するお問い合わせ

保健福祉部高齢者在宅支援課地域包括ケア推進係
〒166-8570 東京都杉並区阿佐谷南1丁目15番1号
電話:03-3312-2111(代表) ファクス:03-5307-0687