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更新日 : 2024年9月6日

城山と七ツ井戸 【その他】(西荻北2丁目33番9号)

目次

城山とは、現在の西荻北二丁目34~37番の一帯を指します。城山という地名の由来について、荻窪八幡神社の由緒は以下のように伝えています。

後冷泉天皇の永承6年(1051年)に、源頼義が奥州下向の際、この付近に布陣し、康平5年(1062年)に凱旋した。その時、八幡神社へ祈願成就のお礼の祭事を行い、部将をとどめて永く祀(まつ)らせた場所が後に城山と呼ばれるようになった。

明治後期頃の城山は、杉や松等の密生する雑木林で、しかも篠笹が群生しており、人が分け入ることもできないほどであったといわれています。当時は、善福寺川から引かれた水路が城山の下を通っており、七ツ井戸と呼ばれた井戸にも通じていました。七ツ井戸は、城山の南側に一列に7つ並んで掘られており、土地の人々からは近付くことも恐れられていました。
このあたりの景観も、大正11年(1922年)の西荻窪駅の開設、昭和初期の区画整理等の影響によって徐々に変化し、今ではその面影は全く消え失せ、現在では住宅地や公共施設のある地域としての姿を見せています。

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