杉並高次脳機能障害家族会クローバー

 

ページ番号1008813  更新日 令和6年4月1日 印刷 

杉並高次脳機能障害家族会クローバーは、2012年7月に発足し、杉並区内を中心に活動しています。 
脳の病気をしたり、 事故で頭を打ったりした後で、 以前と様子が変わってしまったということはありませんか。 それはもしかしたら『高次脳機能障害』かもしれません。
家族会クローバーは、この『高次脳機能障害』と言う耳慣れない障害の情報や経験を会員同士が分かち合い、支え合って、この障害の理解に努め、より良く生きていく為に、この障害が抱える問題と取り組んでいきたいと考えています。
クローバーの活動は基本的に土曜日で、毎月1回の「カフェクローバー (家族や支援者の集まり)」 と「当事者会(当事者中心の集まり)」の他、各種勉強会、ダーツやボウリングなどのリクリエーション、日帰りのバス旅行や散策、クリスマス会などを開催しています。

高次脳機能障害とは

高次脳機能障害は、脳の外傷や病気が原因の中途障害です。脳梗塞や脳出血、ウイルス性脳炎、低酸素脳症、脳腫瘍などの病気と、交通事故や転落事故などが原因で脳が損傷を受け、話す・考える・覚える・注意を払う等のことがしにくくなり、毎日の生活に支障が出てくる状態です。

杉並高次脳機能障害家族会クローバーについて

高次脳機能障害は、社会的にはまだまだ知られていない後天的な障害(中途障害)です。
私たちは、この中途障害になった方とそのご家族などの日常生活が、より豊かになることを願って、クローバーを立ち上げました。杉並区にお住いの高次脳機能障害者とご家族、介護していらっしゃる方はどなたでも参加することができます。人生の途中で突然ふりかかってきたこの障害に、ご一緒に前向きに取り組んで参りましょう。

高次脳機能障害の多彩な症状を理解しましょう

  1. 予定を立てたり物事の優先順位を決めたりできなくなる(遂行機能障害)
  2. 間違えても直せない、計画の変更ができない(遂行機能障害)
  3. 感情や欲求のコントロールがしにくくなって、怒りっぽくなる (社会的行動障害)
  4. 以前と性格が変わったようである(社会的行動障害)
  5. すぐに忘れてしまって、何度も同じことを聞く(記憶障害)
  6. 約束や決めたことを思い出せない(記憶障害)
  7. 2つ以上のことを同時にできない(注意障害)
  8. 気が散りやすく、同じミスを繰り返す(注意障害)
  9. 話せない、読めない、書けない、話が理解できない(失語症)
  10. 片側の物を見落とす
  11. 慣れた道でも迷子になる
  12. 物事にこだわる
  13. 見慣れたものでもなんだかわからない

このような様子が見られたら、ぜひご連絡ください。

高次脳機能障害を学びましょう

高次脳機能障害は、なおるのか、将来どうなるのか、公的な援助は受けられるのか、どこに行ったらリハビリが受けられるのか。などさまざまな疑問があると思います。
高次脳機能障害とつき合っていくには、経験的な知恵と正確な情報が必要です。

周りの人の理解が必要です

子どもが高次脳機能障害になると、学校生活で困ったことが増えます。勉強に集中できなくなって成績が下がったり、友達との関係がぎくしゃくしてうまくいかなくなったりします。高次脳機能障害になった子どもは学校で、入院中に甘やかされてわがままになったとか、やる気がない、トラブルメーカーだなどといわれたりします。
大人が高次脳機能障害になると、これまで通りバリバリ仕事をすることができなくなります。職場でも、病気を言い訳にしているとか、ボーっとしていてちゃんと仕事をしない、チームワークを乱すなどといわれ、仕事を続けにくい状況になることさえあります。
高次脳機能障害が社会的に知られていないために、この障害になった多くの人は、周囲の人に理解されず、誤解されて、悲しい思いや苦しい思いをしています。家族会クローバーでは、この障害のことを、一人でも多くの人々に知ってもらい、社会的に理解してもらえるようにしていきたいと考えています。そのために、私たちも、高次脳機能障害を学ぶ機会を作っていきたいと考えています。

家族の思いを語り合いましょう

家族の方々には、怪我や病気が治った後、日常生活で困ることが多くなります。交通事故にあって、奇跡的に助かって、怪我も治って歩けるようになったのに、ボーっとしていることが多いし、中々やる気が出てこなくて、出かけるのが面倒でつい引きこもりがちになってしまう人がいます。脳梗塞やくも膜下出血で一命を取り留めて、リハビリがうまくいって、折角、家に戻って来たのに、話そうとすると言葉が出てこないとか、人の話を聞いていると疲れてしまうという方や、思い通りにならないことばかりで、イライラしてつい家族に当ってしまうという方がいます。ちょっとした困り事から非常に困る事まで、さまざまな症状が、次々に出てきますので、その度に振り回され、家族は疲れ切っています。ご家族の日ごろの思いを語り合いませんか。

ご連絡先

当事者やご家族、介護の方、この障害に関心をお持ちの方の参加をお待ちしています。杉並高次脳機能障害家族 会クローバーは、この障害についての正確な知識を得たり、専門的な助言を受ける機会を設け、各種の情報や経験的な知恵を分かち合い、 高次脳機能障害に前向きに取り組んでいくことを目指しています。

小澤

電話:03-3321-6478
ファクス:03-3321-6478

松枝

電話:090-9204-2521
ファクス:03-5941-5735

PDFファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。お持ちでない方は、アドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウで開きます)からダウンロード(無料)してください。

 

このページに関するお問い合わせ

保健福祉部障害者生活支援課地域生活支援係
〒168-0072 東京都杉並区高井戸東4丁目10番5号杉並障害者福祉会館内
電話:03-3332-1817(直通) ファクス:03-3332-1826