特殊詐欺「わたしは大丈夫」と思っていませんか(2年10月1日)
令和2年7月、区民の方に「特殊詐欺に対する意識」について、調査を行ったところ、「(どちらかといえば)被害にあわないと思う」との回答が全体の71.9%でした(全回答のうち、被害に遭いやすい60代、70代の回答を抜粋)。
一方、警察の調べ(「令和元年度版警察白書」)によると、特殊詐欺被害にあった方の95.1%が「(どちらかといえば)被害にあわないと思っていた」と回答していました。
実際被害にあわれた方のほとんどが、自分は「被害にあわないと思っていた」のです。
「私は大丈夫! 被害にあうはずがない」と思っていても、受話器を通して耳元で聞こえる丁寧な相手の言葉にすっかりだまされてしまうことがあるのです。
万が一、被害にあわないためにも、できる対策をしっかりしておきましょう。
対策その1 在宅中でも常に「留守番電話」に設定しておく
- 詐欺の相手は声が録音される事を嫌がって、大抵はすぐに電話を切ります。
- 本当に用件がある方はメッセージを残してくれるでしょう。
いつも留守番電話にしておくと「この家はいつも留守にしているな」というふうに相手に思われるのではないか、または知人に失礼ではないかと不安に思われる方もいらっしゃるかと思います。
その場合は留守番電話のアナウンスをこんな風に変えてみてはいかがでしょうか。
応答メッセージはご自分の声で録音するか、ネット上にあるアナウンス音源をスマホで再生して録音するという方法があります。
対策その2 自動通話録音機を設置する
区では区内在住の65歳以上の方に対し、電話機に取り付ける「自動通話録音機」を無償で貸与しています。
申し込み方法や機器についてのお問い合わせは、自動通話録音機問い合わせダイヤル(電話:03-5307-0801)までご連絡ください。
対策その3 「詐欺電話チェックシート」で確認する
電話のそばにチェックシートを置いて、相手の話を聞きながら確認してみましょう。冷静に判断し、対応する助けになるでしょう。
そして少しでも不審に思ったら、相手を気にせず、すぐに電話を切ってください。対応しないことが大切です。
不安になったときは、一旦電話を切り、区の24時間365日対応の相談窓口「振り込め詐欺被害ゼロダイヤル」、または警察にご相談ください。
【PDFを印刷してお使いください。区役所東棟5階 危機管理対策課の窓口でも配布しています。】
対策その4 誰かに相談!
一人で判断しないで、必ず誰かに相談してください。
どこに相談していいかわからない!...そんな時は杉並区振り込め詐欺被害ゼロダイヤル(電話:03-5307-0800)までご連絡ください。24時間受け付けています。
令和元年度の振り込め詐欺被害ゼロダイヤルの相談件数は合計1,027件でした。そのうちの64%が還付金詐欺、23%が架空料金請求詐欺に関するご相談でした。
まわりの人ができること
たまたまそこに居合わせた人のほんの少しの勇気が詐欺被害を防ぎます。
携帯電話で話をしながらATMを操作している高齢者をみかけたら、
「何かお困りですか?」「お電話のお相手はお知り合いですか?」と声をかけてみてください。実際に声をかけた途端、電話の相手が通話をやめて被害を防げた事例があります。
犯罪に関する情報発信
- 杉並区犯罪発生メール配信サービスのご案内
- 詐欺手口の紹介 広報すぎなみ(令和元年12月1日 第2267号)
- 特殊詐欺から身を守ろう(すぎなみスタイル令和元年度16号 YouTube 杉並区公式チャンネル)(外部リンク)
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このページに関するお問い合わせ
危機管理室危機管理対策課地域安全担当
〒166-8570 東京都杉並区阿佐谷南1丁目15番1号
電話:03-3312-2111(代表) ファクス:03-3312-3326