区立小学校校庭での釘等の発見とその対応について(6年10月24日)
令和5年4月に区立小学校におきまして、校庭にラインマーカーとして打ち込んだと思われる釘によって、児童が怪我を負う事故が発生しました。
この事故を受けて、同年、全区立学校等について、校庭の緊急点検を行うとともに、外部委託により金属探知機を使った校庭等の調査及び釘等の除去作業を行いました。また、運用面においては、ラインマーカー使用時の留意点などの安全管理の徹底を学校及び開放団体に周知し、再発防止を図ってきました。
しかし、令和6年9月に、区立小学校の校庭から釘等が新たに発見されたことが判明しました。この事態を受けての対応等についてお知らせします。
1 新たに釘等が発見された小学校での主な経過
令和6年9月8日(日曜日)に学校開放で区立小学校の校庭を使用した少年団体が、グラウンド内で釘があることを発見し、グラウンド全面を見て回ったところ、12本の釘等が見つかりました。
また、17日(火曜日)の放課後に教職員で校庭の目視による点検を行ったところ、11本の釘等が新たに発見されました。
さらに、21日(土曜日)に区職員により、地表付近の異物を調査したところ、新たに40本の釘等を発見し、除去しました。
教育委員会では、昨年度外部委託により地表から深さ10センチメートル範囲の釘等の除去作業を行っています。今回釘等が残置していた原因は不明ですが、新たに発見された釘等の多くは、古く錆びており、刺さった状態で見つかっていることなどから、昨年度の作業で除去しきれなかった可能性が考えられます。
2 これまでの対応状況
新たに釘等が発見された小学校での状況を踏まえ、他の学校等において、以下の対応を行いました。
- 学校等による目視での緊急点検(9月20日から24日まで)
全ての学校・子供園で、学校等による目視での緊急点検を実施しました。その結果、9校で計50本の釘等が発見されました。 - 鉄製トンボ(レーキ)による表面調査(9月25日から10月16日まで)
校庭が全面人工芝、全面天然芝、改築・改修中の学校等を除く全ての学校・子供園で、区職員等により、鉄製トンボ(レーキ)で表面の化粧砂を掻き分け、舗装面に釘等がないかを再点検しました。その結果、47の小学校・中学校で計966本の釘等を発見し、除去しました。 - 金属探知機を用いた再調査(10月12日から23日まで)
学校による目視点検で特に発見数が多かった学校3校については、上記1~2に加え、金属探知機を使い、地表面から10センチメートル範囲で釘等の調査・撤去を行い、計985本の釘等を発見し、除去しました。
3 その他
令和5年度の調査以降、新たに事故等は発生していません。
金属探知機による再調査の結果、地中に釘等が残置している可能性はありますが、学校等による日常の点検等に加え、鉄製トンボ(レーキ)による調査で表面近くの釘等は除去し安全を確保しており、校庭使用に支障はありません。今後も引き続き安全管理に努めてまいります。
4 問い合わせ先
- 外部委託による区立学校等の調査に関すること
教育委員会事務局学校整備課教育施設整備係
電話:03-3312-2111(代表) - 教職員等による学校の自主安全点検に関すること
教育委員会事務局済美教育センター
電話:03-6379-3521(直通) - 子供園、旧若杉小学校の調査に関すること
子ども家庭部保育課子供園・幼稚園係、管理係
電話:03-3312-2111(代表) - 旧杉並第四小学校、旧新泉小学校の調査に関すること
教育委員会事務局生涯学習推進課管理係
電話:03-3312-2111(代表)
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