アタマジラミについて
アタマジラミとはヒトジラミの一種で、頭髪に寄生するシラミです。成虫は体長が2ミリから4ミリで、灰色か黒灰色をしています。動きは俊敏ですが、飛んだり跳ねたりすることはありません。頭皮から吸血するためにかゆくなり、かき過ぎて炎症をおこすことがありますが、病気を媒介することはありません。
卵は長さ約0.5ミリ、白色で髪にしっかりと固着しています。1週間程度でふ化して幼虫になり、その後、1週間から2週間で成虫になります。幼虫の期間は卵を産むことはありません。
アタマジラミ対策については下記の添付ファイルを参照してください。
アタマジラミの基礎知識
戦後の混乱した時代、シラミは不潔の代名詞でしたが、現在でも、そのイメージが根強く残っています。
しかし、現在流行しているアタマジラミは、必ずしも不潔な環境とは関係なく、どんなに清潔にしていても、どこからか持ち込まれて接触感染します。
またコロモジラミが原因となる発疹チフスなども、ここ30数年間発生しておらず、ましてアタマジラミによる伝染病の媒介の記録はありません。
このようなことから、現在、アタマジラミは「不潔」ではなく、「不快」な害虫と考えるべきであり、正しい知識ときちんとした駆除さえすれば2週間程度で退治できます。
生活衛生課では、アタマジラミ用梳き櫛の貸し出しをおこなっていますので、貸し出しをご希望のかたは事前に生活衛生課までご連絡ください。
またアタマジラミやアタマジラミの卵かどうか判断できない場合は、生活衛生課までお持ちいただければ確認します。
関連情報
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