特定外来生物「ヒアリ」と「アカカミアリ」について
平成29年7月3日、東京港大井ふ頭において、特定外来生物に指定されているヒアリが、また、14日には、青海ふ頭でアカカミアリが都内で初めて確認されました。
いずれも、環境省等が、薬剤散布等により駆除を実施すると共に、発見された場所の周辺地域も含めて、ベイト剤(毒エサ)を設置してモニタリング(監視)を継続しています。さらに拡散防止に向けて、全個体の根絶態勢を敷いております。
これまで杉並区内を始め、港湾以外の内陸部ではヒアリ等は発見されておりません。今後も新たな情報が入り次第お知らせします。
ヒアリの基本情報
【原産地】南米
【形態】
- 全体的に赤茶色で腹部は黒っぽい赤色、背中に2つのコブがある。
- 体長2.5~6ミリメートル程度
- お尻に毒針がある。
【生態】
- 草地等、比較的開けた環境を好む
- 土で直径25~60センチメートル、高さ15~50センチメートルのドーム型アリ塚を作る。
- 雑食性で、節足動物、小型脊柱動物、樹液、花蜜等をエサとする。
アカカミアリの基本情報
【原産地】アメリカ合衆国南部~中米
【形態】
- 赤褐色で、頭部は褐色。ヒアリより腹、胸等に毛が多い。
- 体長3~8ミリメートル程度
- ヒアリと同種類の毒をもつが、毒の強さは、ヒアリより弱い。
【生態】
- ヒアリと同様に草地等に生息しているが、アリ塚は作らない。
もし、ヒアリ等と思われるアリを見つけたら
- 毒を持つため、素手では触らないでください。
- 市販のアリ用殺虫剤で駆除できます。
もし、ヒアリ等と思われるアリに刺されたら
- 刺されると、激しい痛みを生じます。
- 刺された直後は、20~30分程度は安静にして、症状が急に悪化する様子がなければ、ゆっくりと医療機関を受診してください。
- めまい、息苦しさ等、容体が急変した場合は、「アナフィラキシー(重度のアレルギー反応)」の可能性がありますので、救急車を要請する等、すぐに医療機関を受診してください。
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