令和4年11月9日 区長記者会見

 

ページ番号1084896  更新日 令和4年12月28日 印刷 

令和4年11月9日(水曜日)に「杉並区長記者会見」を開催しました。区長記者会見の様子はYouTube(ユーチューブ)杉並区公式チャンネルでご覧いただけます。

冒頭の区長コメント

皆さんこんにちは。本日はお集まりいただきありがとうございます。それでは、記者会見を始めさせていただきます。本日は第4回区議会定例会に提出する補正予算案などの説明をする予定でおりますが、これに先立って、先日、区職員が逮捕された件についてお話しさせていただきます。
先週11月5日土曜日のお昼過ぎに警察から、「住基ネットを不正に検索して得た個人情報を外部に漏えいした容疑により、区職員を逮捕した」との連絡がありました。区としてお知らせできる内容はすでに区のホームページなどで公表し、また、すでにメディアの皆さまによる報道がなされていますので、ここでは事件の詳細の説明は省かせていただきますが、個人情報の安全かつ適正な管理に重大な責任を持つ基礎自治体の長として、大変重く受け止めております。区民のみならず、全国の皆さま、関係者の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけしておりますことを、ここに深くお詫びを申し上げます。
再発防止に向けては、すでに取り組みを進めております。今後1週間以内に住基ネットの操作を行う職員に対するヒアリング、及び住基ネット操作履歴の再点検を行い、並行して住基ネットセキュリティ研修を実施し終える予定です。また、全職員を対象とした公務員倫理や情報セキュリティに関する研修も開始しております。
これに加えて、すでに庁内組織として再発防止対策検討委員会を設置しており、複数の有識者からの意見も聴きながら、12月中をめどにさらなる再発防止策を取りまとめ、可能なものから順次実施して参りたいと思います。委員会設置に伴う有識者への報酬に係る経費は、急遽、今回の補正予算案に計上いたしました。
なお、職員に対しては、今後、事実関係が明らかになった時点で厳正な処分を行ってまいります。
この件につきましては、以上となります。後ほどご質問があればお受けいたします。

それでは改めて、第4回区議会定例会前の補正予算などに関してお話をさせていただきます。着座にて失礼いたします。

それでは改めて、私が7月11日に区長に就任してから約4カ月が経とうとしています。先月には、約1カ月半に渡る第3回区議会定例会を経験し、行政の進み方への理解もずいぶんと深めることができました。そうした中で、私が選挙期間中に掲げたマニフェスト「さとこビジョン」についても、実現に向けて、ゆっくりではありますが着実に歩みを進めております。
例えば、私の就任前から改定作業を進めていた杉並区まちづくり基本方針については、区民の皆さんにお示しするはずだった骨子案をいったんストップし、「まちづくりを脱炭素化の視点から推進する方針」を中心に据えたかたちで修正した後に、改めてお示しさせていただきました。この骨子案に対しては、10月1日から17日間、意見募集を実施しておりましたが、期間内に549件、締め切り後も随時意見の募集を受け付けて、昨日時点で合計575件に上るご意見をいただきました。全てに目を通しましたが、本当に優れた見識を持った、参考にすべき内容が数多くありまして、これぞ「杉並の宝」という思いでおります。意見募集期間内にいただいた意見と、それらの意見を踏まえた骨子案の修正版は、本日中にホームページに掲載することにいたしましたので、区民の皆さまが今後さらに議論を深める上での参考にしていただければと思います。
また、西荻・高円寺地域では、まちづくりの中で道路を考える対話集会「さとことブレスト」をスタートさせました。これまでに2回開催していますが、非常に内容の濃い意見交換をしておりまして、今後も回を重ね、年代や立場の異なる方からさまざまなご意見をお聞きしたいと考えております。私が掲げた「対話から始まる みんなの杉並」がいよいよ始まったと、いう実感を持っております。

本日は、議会前の定例会見ということで、補正予算を中心にお話しさせていただきますが、この中には公約を進めるための予算もいくつかございます。全体では28事業について総額約9億4,000万円を計上いたしました。そのうちの主な項目についてご説明いたします。

まず最初に8ページです。保育所等物価高騰緊急対策に要する経費について説明いたします。
長期化するコロナ禍の中で、追い討ちをかけるように物価が上昇し、区民生活同様、保育所などの運営も影響を受けています。しかし、そんな中であっても、保育サービスの質の維持・向上を図り、安心して子どもを預けられる環境を確保する必要があります。
そのため、都の補助制度を活用し、食材料費や光熱水費などの物価高騰分を利用者からいただくことが困難な保育所、私立幼稚園、民間学童クラブなどに対し、その負担を軽減するための支援を行います。私立幼稚園や民間学童クラブなどについては、都の補助制度の対象外ですが、国の地方創生臨時交付金を活用し、保育所等に準じた補助を行います。また、交付金、都補助制度の両方ともに対象にならない指定管理保育所、グループ保育室などに対しては、区独自の財源で補助することにいたします。
各事業者に対し、基本的に児童1人あたり月額1,465円を支援するほか、一時預かり事業などについては児童1人あたり日額60円を支援します。

次に9ページ、10ページになりますが、区立施設再編整備計画の検証についてご説明いたします。
区立施設再編整備計画については、利用者をはじめとした幅広い区民などの声を丁寧に聴き、これまでの取り組みをしっかり検証したうえで、今後の進め方を検討していくことにいたしました。無作為抽出の区民に対するアンケートや、施設利用者及び事業運営者との意見交換、有識者からの意見聴取などを実施することとし、これらに必要な予算を計上いたしました。
また、指定管理者制度についても、導入している全37施設を対象に、導入前に想定していた「サービスの向上」、「コストの削減」といった効果が得られているのか、施設で働く人と利用者の視点も入れて調査・分析し、現状を正確に把握する必要があります。そのため、指定管理者・施設の従事者・利用者へのアンケートや無作為抽出による区民に対するアンケート、有識者への意見聴取などを実施することとし、必要な経費を予算に計上いたしました。これらの結果を踏まえ、今後の指定管理者制度の活用方針を検討してまいります。

次に、まちづくりから道路整備を考えるシンポジウムの開催について説明いたします。11ページ、12ページをご覧ください。
冒頭に申し上げたとおり、現在、まちづくりについて、さまざまな手法で区民意見を集めています。都市計画道路事業に着手している西荻窪と高円寺地域では、まちづくりの中で道路を考える対話集会 「さとことブレスト」を開催しています。加えてまちづくりやこれからの道路整備に関するアンケートを無作為抽出による区民3,000人を対象に実施する予定です。こうしたさまざまなチャンネルを通して集まったご意見をしっかりと受け止めて、(仮称)「まちづくりから道路整備を考える公開シンポジウム」を3月に開催したいと思います。シンポジウムでは、「さとことブレスト」やアンケートで受けた意見を紹介するほか、まちづくりに取り組んでいる方々に参加していただき、今後のまちづくりについてディスカッションを行います。聴衆の区民の皆さまにも、さらなる気づきや意欲が生まれることを大いに期待しているところです。
なお、シンポジウムの様子は動画配信し、当日会場に来られない方にも視聴していただける機会を提供したいと考えております。

その他、感染症予防・発生時対策に係る経費や乳幼児及び義務教育就学児、ひとり親家庭などへの医療費助成に係る追加経費、再生可能エネルギー導入助成などにかかる追加経費などについて予算を計上いたしました。詳しくはお手元の資料をご覧ください。

さて、補正予算の主な取り組みについての説明は以上となりますが、この他に2つお話をさせていただきます。1つは、区役所におけるハラスメント根絶に向けた取り組みについてです。
区長就任記者会見でもお話ししましたとおり、私は、杉並区役所において、あらゆる種類のハラスメントをなくし、全ての職員が安心して自身の能力を余すことなく発揮できる職場を作りたい、という強い思いを持っております。そのため、まず、区役所におけるハラスメントの実態を把握するために8月から9月にかけて会計年度任用職員を含む全ての職員を対象にアンケート調査を実施しました。全職員約6,000人のうち、2,701人の職員から回答がありましたが、過去3年の間に「ハラスメントを受けたことがある」「目撃したことがある」と回答した職員は、いずれも全体の約15%を超え、そのハラスメントの種類としては「パワーハラスメント」が圧倒的に多いという結果が出ました。
ハラスメントは個人を傷つけるだけでなく、組織の生産性を低下させるなど、さまざまな面で非常に大きな損失を生じさせる行為であり、絶対に見過ごしてはならないものです。
そこで私は、ここに「杉並区役所ハラスメントゼロ宣言」をいたします。スローガンに「わたしはしない、見過ごさない」を掲げ、今後、職員団体とも連携して、ハラスメント、特にパワーハラスメントの根絶に向けた具体的な取り組みを検討し、速やかに実行してまいります。当然、ハラスメント行為が改まらない場合には、人事評価への反映はもとより、状況を把握した上で、本人の人事異動などの対応も行なっていく考えです。

2つ目は、グリーンスローモビリティの実証運行についてです。
区は、今後、高齢化の進展などを見据え、誰もが気軽で快適に移動できる地域社会の実現に向けて、新モビリティサービスの導入を検討しています。その取り組みの一環として、現在、荻窪駅南側エリアでグリーンスローモビリティなどの実証運転を実施しております。
実証運転で使用している車両は定員5名で、荻窪駅から(仮称)荻外荘公園、荻窪地域区民センターなどを、時速19キロメートル程度で約30分かけて周回走行しています。また、スマートフォンアプリを活用したリアルタイム運行状況発信や、デジタルスタンプラリーなど、MaaS(マース)を活用した取り組みも併せて実施しています。
本日、私も午前中に実際にこのグリーンスローモビリティに乗ってまいりました。お天気も良くて、のんびりと気楽な感じで乗れますし、座席が近いので会話が弾みますし、それから窓がないので空気感を感じられて、とても気持ちのいい時間を過ごしながら荻窪の南地域、公園、庭園などを回ってまいりました。新たな井戸端会議スポットとなるような気がしまして単なる移動手段にとどまらない、ちょっとしたコミュニティづくりの一助になるということに大変好印象を持ちました。今後も次世代の乗り物としての導入の検討も進めてまいります。
私からの説明は以上になります。ありがとうございました。続いてご質問をいただいてお答えする時間にしたいと思います。 

記者質問

広報課長
はい、それでは以上になります。質問を受けたいと思います。挙手いただいて、お名前と会社名おっしゃっていただいた後にご質問いただければと思います。はい、それでは質問のある方どうぞ。
記者
東京新聞の原田と申します。よろしくお願いします。冒頭の説明にはなかったんですが、第4回定例会で、下高井戸児童館の廃止と子ども子育てプラザの設置に向けた条例改正案を提出されると思います。区長は選挙の時は児童館廃止、再編計画の見直しを訴えて当選されましたが、その後就任後どのような検討があって最終的にこの下高井戸児童館の廃止というような結論に至ったのか教えてください。
岸本区長
おっしゃる通り、この第4回定例会に条例案と予算案を提出してるんですけれども、この施設再編成の検証を進める中で、今年度まですでに計画されていたものの1つが下高井戸児童館でございます。それに関して私が一番重要に考えておりますのは、この下高井戸児童館だけでなく他の数館に関しても、まずきちんと利用者それから近隣の皆さまに誠実な丁寧な説明を申し上げるということをこの11月12月にやって参ります。その上で今回、今年度にもうすでに予算化が予定されていたものに関しては利用される方のニーズ、それから何でしょう、心配事をしっかりと受け止めて、それを新たな後継の場所となる放課後預かりだとか、それからゆうゆう館の場合にはコミュニティふらっとなどの新しい施設にきちんと反映させる形で、皆さまにご理解いただきたいというふうに考えているところでございます。
記者
関連の質問なんですが、来年度も4カ所の児童館の廃止計画があると聞いています。将来的には、区は全て分散化させるというような方針を掲げてると思いますが、今後は、来年度以降の廃止に向けては公約で掲げた見直しというのを貫いていくのか、それとも計画通り進めていくのか、その辺の見通しを教えてください。
岸本区長
はい。来年度については、まさしくですね公約に申し上げた通り、この見直しということを子どもの居場所という視点でしっかりと進めたいと思います。今回の、今年度につきましても、確かに児童館という今までの形では存続できないという苦しい判断もあろうかと思いますけれども、子どもの居場所もしくは高齢者の居場所というふうに広く考えてですね、利用者の方々と一緒に話し合いながら子どもの居場所、杉並らしい子どもの居場所というテーマでも対話集会を行いましたけども、それが実現できるよう、それが下高井戸児童館も同じですし、特に来年度に関しては、私自身は児童館の廃止という方針方向を変えたいと思っておりますし、それに関して区民の意見をしっかりと聞いて、杉並らしい子どもの居場所というのをきちんと確保する。そこには児童館を存続させるという方向の可能性も含めて考えてまいりたいと思います。

広報課長
はい、他にいかがでしょうか。じゃあ浜田さん、どうぞ。
記者
読売新聞の浜田です。先ほど冒頭ありました、まちづくり基本方針の骨子に関する件なんですけれども、本日修正案出るっていう形なんですが、改めまして、これいただいた意見を含めて今後どのようにされていくのかっていう流れも含めて教えていただいてもよろしいでしょうか。
岸本区長
はい、このまちづくり基本方針のまずですね、いただいた意見の量というのが非常に多かったということ、そしてそこには本当にまちづくりに関与していきたいという区民の本当に深い情熱と知恵を拝見することができました。これを全文公開するということにこだわりましたのも、こういったご意見が、通常ですとまとめてね、公開するという形になったのかもしれませんが、これをそのまま全部公開したいと思いましたのは、やはりこれがこの方針を決めるだけでなく、その後どんどん続いていく各地のまちづくりにも、皆さんに見ていただいた上で役に立てていきたいと思う強い私の思いからです。今、西荻と高円寺で「さとことブレスト」という対話集会を行っておりますけども、これはこの2地域に終わるものではありませんし、このモデルを続けながらきっと他の地域でも行なっていくと思うんですけども、このようにまち全体の10年をどうしたいかという意見に関しては、これは今回の方針が決まった後も、改正も含めてなんでしょうね、みんながずっと勉強したり考えたりし続ける非常に重要な意見だと思ってますので、これから積み上げていく重要な材料にしていきたいという思いでございます。いずれにしましても、この方針を提出するのは3月の今年度末なんですけれども、まちづくりというのはそこで終わるものでも全くございませんので、対話をずっと続けながら、特にそうですね、区民の思い、意見をお聞きしていきたいと思っております。
記者
ハラスメントの関係なんですけども、特にこれから具体的な取り組みを検討するっていう形ですが、これ具体的っていうのはどういったものを検討、お考えなのかというのと、後ろにあります人事評価ですとか本人の人事異動とかもあるっていうことなんですけど、どういった具体的な取り組みを検討されているのか教えていただければありがたいです。
岸本区長
はい。ハラスメントに関しては、まず私自身が最初に、私はハラスメントをしませんという、トップとしてですね、これをしっかりと宣言した後にですね、これはもちろん特に管理職、部長をはじめとする管理職の方たちに一番のリーダーシップをとっていただきたいと思っています。そして今回は自由回答でたくさんの意見をいただいておりまして、その自由回答を参考にしてですね、特に問題があることに関しては、個別の専門家の助言やそれから助けを借りながら対応していきたいと思っています。この人事評価とか、やはりこのハラスメントという問題は宣言するだけではダメだと思っておりまして、これはきちんといろんな対策を講じた上で、そこに何も制裁がなければ、やはりハラスメントというのは組織的に繰り返されるというふうに私は思っていますので、これに関してはハラスメントを受けた方を異動させるのではなく、ハラスメントをしている方、それが改まらない場合にはそこの処遇を人事評価だけでなく、勇気を持って行なっていきたいというのが、今回私が職員の皆さんと相談しながらここに宣言を出した思いでございます。

広報課長
はい。では、他いかがでしょうか。じゃあどうぞ。
記者
建設通信新聞の畑中です。区施設に関するところなんですけど、先ほどの質問ともちょっと重複しちゃうかと思うんですけど、来年度ですね、高井戸小学校さんの増築なんかも控えてらっしゃってですね、今の気候変動の問題とか防災、あと首都直下地震への備えというところでもですね、区の施設の改めて耐震、強い建物に対する視点というのも結構高まってるんじゃないかと思うけど、改めて杉並らしい居場所づくりについて意気込みとかいただけたらと思うんですが。
岸本区長
はい。杉並だけに限らず、小学校の老朽化そして改築改修、そして耐震不燃化、断熱そういった今日的でもあり、非常に重要な全国共通の課題だと思ってまして、それはもちろん杉並も同じでございます。で、特に第3回の定例会でも議論があったんですけれども、この建物のZEB化ということにさらに積極的に力を入れていきたいことと、杉並区ではその再生建築ということがもう少し積極的に検討できないかというふうに思っています。ご存知だと思いますけども再生建築は躯体を残したままで周りを回収して現代的なものにしていく、CO2の排出量が少なかったりそれから廃棄物が少なかったりするということで、非常に環境的にも優位な建築だというふうに伺ってますので、こちらも専門家の方たちに一緒に働きながら、またそしてプロポーザル方式のようなものをなるべく活用して、子どもたちや地域社会の方たちも参加するような本当に愛される学校、愛される施設そして環境、ゼロカーボンに向けた積極的に続けられる施設を作ってまいりたいと思います。
記者
ありがとうございます。

広報課長
はい、じゃあどうぞ。
記者
東京MXテレビの森田と申します。グリーンスローモビリティについてお伺いしたいんですが、今導入の検討段階だと思いますが、期待感、そして11月13日以降、今後どのようにしていくのか計画など現時点で決まっていれば教えてください。
岸本区長
はい。実際にですね、今日私乗ってみると本当にワクワクしてしまいまして、杉並区ご存知のように狭い道路が多いんですけれども、このグリーンスローモビリティの5人乗りのカートというのは、音も騒音も少ないですし、この杉並区の一番特徴的な小さな道路も快適に走れて、という意味では非常に杉並区にフィットしているなというふうに考えました。観光だけでなく、特に高齢者に優しいモビリティとして、今日東京大学のグリーンスローモビリティの名付け親である先生も来てくださったんですけども、今までの1年間でここまで来たという、先生からレクチャーを受けてから試行まで1年間で来たということですので、本当に急速にこの取り組みというのが進んでいることを考えると、今はまだ試行なんですけれども、私としてはですね、都市整備部の皆さんと一緒に本当に積極的に荻窪、南荻窪をまず初めに、他の場所での可能性だとかそしてその持続可能性ですよね、どのように運用していくのが財政的にも地域社会的にも持続可能性が高いのか、そこにはやはり財政のことだけではなく地域づくりという側面も非常に大きいと今日強く感じましたので、そういったことを考えながら本格的な運用を、もう本当に再来年度にはきっと進めていくのではないかなっていうような印象を受けました。

広報課長
よろしいですかね。はい、どうぞ。
記者
日刊建設工業新聞の林と申します。対話集会、ブレストの会合を始められまして、いよいよ公約に掲げられていたようなですね、区民の方の意見を聞くっていう取り組みが始まったのかと思ってるんですけれども、実際にこのブレストの取り組みは2回やられたということなんですけれども、そこでどういった区民の皆さんの反応があったのかっていうのはちょっと教えていただきたいなと思うんですけれども。
岸本区長
はい。私、今、西荻地域で2回参加したんですけれども、最初は元々あるまちづくり懇談会という人が対象の会、2回目は地権者とか、そしてそこで商売をなさってる方とか事務所を持ってる方が対象で20人ずつの対話でした。2時間半くらいでかなりしっかりとですね、4つのグループに分かれてテーマが2つくらいありまして、じっくりとお話するというような会で、ファシリテーターの人にもしっかりと入ってもらって、職員もそこにおりまして、いろんな質問が出た時に答えられるように。私はその4つのグループを回るという形で皆さんの話を聞いたり自分の意見を言ったりするというような構成になっています。このデザインも非常によく考えられていて、できるだけみんなが言いやすい雰囲気だとかそういうものを作って、実はその真ん中にはですね、西荻の132号線という道路が中心の1つのテーマなんですけれども、そこの模型が真ん中にどーんと置かれているということで皆さんがイメージしやすいような環境づくりにも杉並建築会の皆さまが頑張ってくれています。ここでは本当にですね、西荻とまちづくり、なんでしょうね。西荻をどうしたいのかという意見が、多様な意見が出るんですけれども、やはり今までは、道路っていうところでどうしても対立だとか道路がどうなるんだとか不安、今でもそれはあるんですけれども、それを乗り越えて西荻をどうしたいのかというようなかなり建設的な前向きな議論もたくさん出ているという状況です。また一方で、私や職員が本当にハッとするような気づきもたくさんありまして、まちづくり、例えば1つ例をあげると、まちづくりっていうことを言ってますけども、まちはあるんだと、すでにまちはある。だからそれを逆に壊さないで欲しいとかそういった切実な思いだとか。あとはやはりこれは昨日だったんですけども、一昨日かな、本当に道路を作るために区に協力したいっていうようなお話もたくさんございましたし、多様な意見が率直にぶつかり合うという場でございまして、もう2回やっただけでも非常に手応えを感じてるというのが私の率直な印象です。
記者
これをいろいろと意見を集められた上で、3月にシンポジウムという形で公に発表されるっていうようなそんな形ですかね。
岸本区長
そうですね。それぞれの会で話し合われたことをしっかりと記録を残して、そこにはコンサルタントの方も入っていただいていて、それが皆さんに可視化されるようにしたいと思います。それを3月の時点でやはり大きく広げてですね、たくさんの、他のブレストに参加してない方にも参加していただいて専門家にも参加していただいて、なんでしょうね、オープンに話し合っていくということがやっぱり一番ストレートな出発点なのかなというふうに私は思っているところです。
記者
ありがとうございます。

広報課長
どうぞ。すみません、少々お待ちください。
記者
共同通信の西村と申します。先ほどからご質問があがっているまちづくり基本方針について、特にシンポジウムに関してなんですが、ちょうど3月にシンポジウムがあって、この時の方針策定という形になっていて、先ほどブレストでも高円寺、西荻ってすでに着手しているところでやっていると。そうするとその基本方針そのものに道路どうするんだっていうことをとりあえず明示的には書かずになお議論を進めるという形になるのか、ある程度一定この段階で道路に関して一定の方針を示すと、作るか作らないかっていうことですが、っていう形になるのかっていうのが伺いたいっていうのが1つ。
もう1つはハラスメントゼロ宣言についてなんですが、この具体的な方針はこれからだということであるんですけれども、1つはもちろん「わたしはしない 見過ごさない」ってすごく大事なことだし、首長が宣言してから組織を変えていくっていうの企業でもハラスメントに関してまずやってることだと思うんですね。ただ一方でこのするとかしないとか見過ごさないってだけじゃなくて、ハラスメントっていうものはそもそも人権侵害であるという視点に立ってというご視点がまずあるのかどうかというのが1つ。具体的な取り組みという中で、このハラスメントが大変難しい、特にパワハラですけれど、そもそも何がパワハラに当たるのか、具体的に言うと指導の範疇なのかそうじゃないのかということが、パワハラに関しては非常に各所で問題になっている。これは法律ができた時からもそうですけれども、問題になっています。そのためには1つは研修をどうするのか、もう1つはパワハラであるか否かっていう認定を誰がするのか、場合によっては第三者を入れるおつもりはあるのか。もう1つは相談窓口を例えば第三者に委託するとかお任せするとかそういう考え方があるか。最後に、すみません、いろいろ言っちゃって申し訳ないんですが、最後にハラスメントの問題の1つの大きな原因は雇用形態です。すなわち非正規、正規っていうような日本の雇用形態の中で、正規の人が非正規に対して言うことが、この20年間30年間ずっと随所で続いてきています。なのでいわゆる非正規の皆さんの会計年度の皆さんとかそういう方々の待遇の改善というものも1つの解決の糸口だろうと思うんですけれども、そのことは以前から区長もおっしゃってますが、その辺についてもう少し具体的になってはいないか、いろいろ質問してすいません。よろしくお願いします。
岸本区長
はい、ありがとうございました。まず最初にですね、まちづくり方針のことについてなんですけども、道路のこと質問いただきました。今日ウェブサイトに発表されるものを見ていただきますと、公開しました骨子案でどこが修正になったのかというのが、線が引かれて分かるようになっております。このような資料が出るというのは、私はやっぱり出してほしいと思ったのは、なかなかそういうことが出ることは一般的にはないそうなんですけれども、やはり区民の皆さんからいろんなお声を聞いてどのように変わったのかということをきちんと示したかったということで、それを出していただくことにしました。でもこれはあくまでも骨子で、それをもとにですね、まさに今その方針というのを現在鋭意作っておりまして、これはもっともっと分厚いものになるんですけども、これが次出るのが、これはパブリックコメントにかかるわけですけども、12月ということで合ってるかな、になると思います。道路についてなんですけれども、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、すでに認可を受けた西荻の132号線と高円寺の221号線に関しては認可を受けたということも書いておりますし、それでも今区民の皆さんの意見を、対話をしっかり納得いく議論を続けて事業を進行していくというふうに書いております。それは今までの答弁とも変わらないところでございます。それ以外の都市計画道路については、これは許認可を受けていないところですけども、これについてはその道路が存在するということだけを書くということで今までの方針とはずいぶん違う形で出していくということで、それを今日皆さんにウェブサイトで見ていただけるかと思います。
次にハラスメントですけれども、おっしゃる通りですね、本当にこの具体的な対策をどうするかということについてですけれども、まだこれから、私の中ではいろいろ考えがあるんですが、これはみんなで考えていくことでもありますので、今、貴社からいただいたまずハラスメントが人権侵害であるとか、それからハラスメントをしている人が認識していないっていうことが多々あるということ、これは本当におっしゃる通りだと思っております。今でも相談窓口は実はございまして、それがやっぱり相談窓口があったとしても今この調査をしたら411件の回答があったということで、これを改めてまたハラスメントが存在するということを認識したということがまず重要かなというふうに思っています。いろいろな研修を経てもやはりパワハラをしてるっていうことを認識してない人はいくら研修を受けても多分変わらないということがあるのではないかと私は思っておりまして、その場合には個別の対応を専門家とともに対応するということ、それから労働問題に詳しい弁護士の先生とか心理的な先生だけではなく法律の先生にもお世話になりたいなというふうに思っております。そして最後の非正規と正規の雇用形態についてご質問いただきました。これ私が本当に選挙の時からこだわっているテーマの1つでもございますが、実はこのパワハラの調査においてはですね、実は管理職の間でのパワハラが一番多かったという結果が出ておりまして、必ずしも正規と非正規の間で、杉並区の場合はパワハラが一番起こっているというわけじゃないということは分かりました。とはいえですね、これはパワハラに関わらず会計年度任用職員の待遇の改善というのは、これはパワハラだけでなく大切なテーマだと思ってますので、これは私も今日衆議院の院内集会に参りますけれども、23区の区長会でも積極的に働きかけて参りたいというふうに、待遇改善を働きかけて参りたいというふうに考えております。

広報課長
大丈夫でしょうかね、はい。他いかがでしょうか。どうぞ。
岸本区長
後ろの方も手あげてるから、この後。
記者
いいですか、フリーランスライターの畠山理仁です。ハラスメントのところで伺いたいんですけれども、アンケートの対象となったのが会計年度任用職員を含む全ての職員ということなんですけれども、回答は2,701人ということは回収率は45%ぐらいなんですけれども、これが8月から9月にかけて行われて45%しかいかなかった理由をどう捉えていらっしゃるかっていうのを教えていただけますでしょうか。
岸本区長
はい。そうですね、これやっぱり低いって思われます?
記者
せっかく6,000人にとったのに回答数が少ないんじゃないかなって思ったんですけれども。
岸本区長
そうですか。そうですね、私は約半数の人が答えてくれたっていうことはありがたかったのかなというふうに受け止めてまして。おっしゃるご指摘のように、もしかして80%とか90%を目指すべきだったのかもしれないんですけれども。今のところは45%という数値を、普通にアンケートとったら結構一般にはもっと低いと思うんですけれども、これはやっぱり職員が働いてる方が当事者性を持って答えてくれたのかなっていうふうに私は考えておりました。
記者
これまで区職員対象のアンケート調査っていうのは、全職員対象のアンケート調査っていうのは例があるんでしょうか。
広報課長
ハラスメントについてはないですね。
記者
他のものだったらあるということですか。
広報課長
職員アンケートっていうものは、他のテーマではございます。
記者
その際の回答率っていうのは大体どれぐらいになっている?
広報課長
すいません、ちょっとその辺は私も明確に待っていないので、また後ほどということでよろしいでしょうか。
記者
分かりました。やっぱりハラスメントを受けたことがある人は400件以上ある、答えてない方が半数近くいるということは、潜在的にはもっとたくさんのハラスメントが存在しているのではないかなと思ってしまうんですけれども、このアンケート自体は強制ではなくて任意でお願いしたっていう感じですか。
岸本区長
そうです。
記者
分かりました。再度調査するっていうことはないですかね、例えば任意じゃなくて職務時間に、ハラスメントって職場環境の中でとっても大事なことなので、職務時間の中で答えてくださいというようなお願いをするお考えっていうのはございますか。
岸本区長
それはいいアイデアですね。場合によっては、さっきご指摘いただいたようにやっぱり55%の人が答えられてない理由というのは、例えばお仕事が忙しすぎてメールとかで来てもとかね、いろんな要因があると思いますので、それについては各課でちょっと違いがあるかもしれませんけれども、もう一度部課長にお聞きしてみて、そしてもう一度再調査っていうことをする可能性も含めて考えてみたいと思います。
記者
アンケートがそもそも任意だったのか職務時間内だったのかっていうのがちょっと分からなかったんで伺いました。ありがとうございます。

広報課長
はい、じゃあ1番後ろの白いシャツの方。
記者
羽田ゆきまさ報道局の羽田ゆきまさです。職員アンケートで400件近いですね、ハラスメントを受けたという被害を受けたという方でもそれだけの件数があるということで、今回ハラスメントゼロ宣言ということなんですけども、10件程度とかある程度かなりの数まで減ったということでゼロ宣言というならまだあれなんですけども、対策も何もですね、出てない時点でゼロ宣言というだけでは実行性というか、言葉の価値が低いっていうかですね、軽い感じを受けます。学校の例えばいじめ問題って何十年も前から指摘されてますが、いまだになくなったりはしていません。ハラスメントはそうそうゼロにならないだろうと思いますが、本当になくせるというふうに覚悟があるのでしょうか。もしいつまでにゼロにならない、あるいはゼロっていうのがどれくらいかある程度何件以下とかですね、ここまでにいつまでにならなければ辞職しますというような進退をかける程の覚悟があったのかどうかちょっとお聞きしたいです。また先ほどの質問の中で出てきました、既存の窓口の過去通報件数などを教えていただければと思います。
岸本区長
はい、ありがとうございます。おっしゃること、深く受け止めています。ただですね、やはり首長が自ら宣言を行うことの意味というのも私は十分にあると考えておりまして、このようなアンケートの結果を受けたからこそ、やはりここはトップのリーダーシップで変えていかなきゃいけない、変えていくことができるテーマだというふうに思ったから、この宣言をいたしました。そして重要なことなんですけれども、区の労働組合、職員団体ですけれども、いくつかございますが、この方にもすでにいろいろな話し合いとかアンケートについても対話を進めながら行なっておりますけども、これも続けて参りたいと思います。対策に関しても、そしてその後の進捗に関しても、職員団体ときちんと一緒に歩んでいくということも1つのやり方だというふうに申し上げたいと思います。私の任期のうちにですね、この411件という件数を激減させることができるのか、これは私のチャレンジでもありますので、きっちりと皆さんにもまた任期の終了といいますか4年後にきちんと申し上げたいという覚悟でこの宣言をしたというふうに理解していただければと思います。またこの件数もですね、おっしゃるようにいじめのように難しい問題でして、やはりこれもまだ本人の方がハラスメントだというふうに思ったということの主観的な数でございまして、これがハラスメントと認定するというようなところの数ではないということを申し上げた上で、そのようなことまで進まないとやはりその件数というのははっきりと減らすことっていうこともできないと思いますので、今日の段階ではアンケートの結果ということで発表させていただいたということでございます。
記者
なんらかの、今回はまだ調査第一段階だっていうとかあるいは回答も45%とかそういったようなとこもあるから、それについて数値目標は例えば出せないって言うんだったら、また対策を考えているとかどっかのタイミングでしっかりと、例えば数値目標でこれだけの数字があるところをここまではその4年間でっていうようなことを示すっていうことはできますか。
岸本区長
はい、もちろんです。本当にこれは今日宣言を出したということがまさに始まりであって、これからですので、詳しい対策ややり方やハラスメントの認定やその処遇についてどのように解決していくかということを綿密に職員との間で話し合いをしながら示してまいりたいと思います。
記者
今回の対象というのは教育委員会、学校関係は含まれてますか。含まれてないんではないかと。
岸本区長
含まれていませんね。今回は、はい。
記者
杉並区の小中学校の先生方とかも、学校現場でもやはりこういったパワハラ問題って、あるいはいじめ、教職員へのですね、あると思うんですけど、そこら辺についてはやっぱり部局が違うから介入できないとかそんな感じなんでしょうか。それともなんらかの区長として教育委員会にも働きかけて対策をするつもりはございますか。
岸本区長
今の段階では、ちょっと私まだこれから今ご指摘いただいたことも含めてですね、教育委員会を通じて教育の先生たちに関してもこの手法が適切かどうかということを判断した上で、教育委員会と相談して進める、もし進めるなら進めることとしたいと思います。
記者
分かりました。泉市長が引退表明しました。この件についてのコメントと泉市長が取り組んできた子どもに対する政策について、杉並区で取り入れたりとかする気持ちがどのくらいあるかとかそこら辺についてちょっとコメントいただければと思います。
岸本区長
はい。泉市長の辞職って言っていいんですかね、引退って言ったらいいんですかね。
記者
今回の任期は全うするということなので、政治家引退ということだと思うんですけど。
岸本区長
大変残念だと受け止めています。私が非常に尊敬する市長のお一人でございました。とはいえですね、泉市長の手法について、やっぱり掲げる政策だとか目標だとかそれから達成したものとか、そういったものにも私はとても敬意を持っているんですけども、特に子どもを中心とした子育てがしやすいというところから明石市を、なんでしょうね、経済とか住みやすさとかそういったものを、人口もそれによって増えたり実績を出されてることは本当に敬意を持って拝見しておりましたけれども、やはりこのやり方というか職員の方たちとのコミュニケーションだとかその関係性というものに関しては、私とはかなり対照的だなというふうな印象を受けてたところでもありますので、そういった意味ではこの政策というのは、良い政策というのは達成することだけではなくて、どのようにというところにも私自身はこだわっていきたいというのが思いでございます。それにも関わらずといいますか、泉さんが掲げた政策や実行なさったり達成なさった子どもをね、所得とか関係なく全体として支援していく、それが社会全体の明石市全体の将来に投資することなんだというような理念だっていうことは私も大変共有しておりまして、これを全く同じ形では全くないとは思うんですけれども、そういうことを学びながら、子どもに投資するということは未来に投資するっていうことだというその気持ちは私も共有して、杉並でも一部取り入れていきたいと思っております。
記者
あと、区長会見ですけれども、定例会ごとでは、ちょっと間隔が空きすぎるのではないかという風に印象を持っております。また、今日は時間がそれほど伸びないかもしれませんけども、一応時間制限があるということだと、質問について、ここではやめておこうかとか、時間的なことを配慮して、と言うのも記者の側でもあると思います。せめて、月一度の会見にされるおつもりはございませんでしょうか。
区長
それについても検討したのですけれども、記者の皆さまに集まっていただく以上は、やはり、何かきちんと正式に発表できることがあるということが一番大切だと思っておりまして、そういうことがはっきりとしないのにも関わらず、来ていただくというのは、むしろ皆さんに申し訳ないのかなという気持ちがあります。ですので、議会の定例会の時というのは予算だとか補正予算とかがあってきちんとしたものを表明できる時なので、これは必ずやって参ります。それ以外でも何かあの重要な案件や、私が発表したいもの、しなければならないものがあった時には、フレキシブルに行って参りたいと思いますので、定例で月1回となるよりも、その方が皆さまにとっても報道の方にとっても良いのかなというのが、私の今の思いでございます。時間に関しては、一応1時間とさせてもらいますが、逆に1時間半とすると、それも負担になる方もいらっしゃると思いまして、場合によっては、質問が長引いた場合にはここで切るという事なく私としては対応したいと思いますが、退席される方もいらっしゃると思いますのでそれは臨機応変にやって参りたいと思います。
記者
発表するものがないのに来てもらうっていうのはそういう気持ちも分からなくもないですけど、それであれば記者会見ではなく、記者との懇談会とかみたいな感じでタイトルを変えるとかで、特に発表するものはないけれど質疑応答とか、自分の今後の区政についての考えを話しますよという、そんな会でもいいと思うので、是非ですね、ちょっと回数は増やしていただきたいなというのが要望です。よろしくお願いします。
区長
はい。

広報課長
1時間ほどになりますので、ここで挙手いただいた方でお願いできればと思います。では、1番後ろの方、どうぞ。
記者
ジャーナリストの寺澤有です。岸本さんが最初冒頭仰っていた杉並区職員が住民基本台帳法違反容疑で逮捕されたというこの案件について質問させていただきますけれども、この件に関して、杉並区がホームページで発表してることをここで短くまとめますと、2022年2月28日に、職員が住民基本台帳ネットワークシステムを不正に検索して個人情報漏洩していると、被害者の氏名などが記載された文書が区へ送られてきた。同日、調査を開始して翌3月1日、当該職員に聞き取りをして、さらにその翌日の3月2日に警察へ相談したという流れが書いてあるんです。7月11日に岸本さんが区長に就任しました。岸本さんは区長の就任時ですとか、それ以降ですとか、本件に関してはどのような報告を受けてたのでしょうか。
区長
はい、警察の方から、就任してから随分時間が経っていたとは思うのですけども情報が入ったものに関しては職員から随時報告を受けておりました。
記者
すいません、今の言い方よく分からないのですけど、実際職員が逮捕されるような結構大ごとになってるかと思うのですが、そのことに関してはこのようなちょっと大きめな事案が実は前区長時代から抱えてのがあるんです、というのは詳しく説明を受けなかったのですか。
区長
就任前は受けてないです。
記者
もちろんそうです。その後に、こういう事件が実は引き続き、今警察の方で捜査されてますということで具体的に説明されなかったのですか。
区長
されてますよ。
記者
されてますよね。それで個人情報漏洩は非常に良くない事ですけど、どういう風にしなさいとか、そういう対応というのは指示されたのですか。
区長
指示したかというよりは、私も入った上で対策を関係の職員と一緒に作ってきたという理解が現実に近いと思います。
記者
では具体的に聞きますけど、杉並区がこの発表文書によると、そもそもの発端というのは区へ文章が送られてきてそこにこういう人の個人情報が漏洩されてます、ということで記載されてたというのですけどその文書自体は岸本さん見てるんですか。
区長
見てます。
記者
見てますか。それは匿名で送られてきたのですか。それともどこの誰か、こういう事情でこういうことを知り得て送ってきたという経緯を書いてあるのでしょうか。どうなんでしょうか。
区長
匿名ではなくてちゃんとお名前がありました。
記者
それで調査したわけですよね。調査するようなことになったと思うのですが、匿名の怪文書的なものではなくて、実際に実名が記載されて送られてきたという情報提供だったということですけども、その差出人の人が、そういうことを知り得て、その人は個人情報の漏洩に何も関係なかったのかなとちょっとそれは思えないのですけど、ご自身が関わったから知り得たんじゃないかというのも、それはどうなんでしょうか。
区長
すみません、それについてはまさに警察の調査の一部だと思いますので私は存じ上げてないです。
記者
差出人については杉並区としては調査してないのですか。差出人は実名でその人と連絡取ったのですよね。
区長
それは警察の役割ではないのでしょうかね。
記者
そういった文書を送られてきて同日調査を開始したと書いてあるのですよ。警察に相談する前ですよ。杉並区。
区長
調査は当該の職員に対する調査です。
記者
それは翌日ですよ。杉並区の発表文書によれば。
区長
すみません、私が把握してないところです。
記者
だから私は、杉並区の経緯の発表文書をすごく嘘くさいと思っていて、だからしつこく聞いているんです。だって個人情報漏れてますよ、こういう人たちの情報漏れてますよ、て送ってきた人間自体がどう考えたって怪しいでしょ。普通に考えれば。その人間に関してどうなってるんですか、て聞いてるんです。その人も杉並区の職員の人なのかとか、そういうことが知りたいんです。
区民課長
よろしいでしょうか、区民課長でございます。今回の件につきましては、プレスにもお示ししたようにこちらの方で、そういうような文書を受け取り、こちらの方でも確認できる限り確認をし、本人にも聴取を行いました。その結果、本人は全面的に否定をしているというところで、区として対応できることが、これ以上その事実を解明することができませんでしたので、区として警察に相談をさせていただき、警察でその件については捜査というか区の相談を受け対応していくという、そのような警察からの話がありましたので、区としては警察にお任せをしていたというところでございます。
記者
では、ちょっと別の質問になりますけど、そういったような情報提供があって住民基本台帳ネットワークシステムの検索履歴を調査した、これ杉並区の発表ですよ。この中に書いてありますけど、その検索履歴を調査したところ、この逮捕された方の職員の検索の履歴でこれは個人情報は全然職務と関係ない個人情報漏洩したんじゃないかっていうようなものは何件くらいあったんですか。
区民課長
引き続きお答えさせていただきます。区としてはその辺については警察の方で捜査を、また今は検察で取調べが行われているというところでございます。
記者
そうじゃなくてあなた達が、自分達のホームページで住民基本台帳ネットワークシステムの検索履歴を調査したところ、と自分達で書いてるから調査した結果はどうだったんですかって聞いてるんでしょ。捜査関係ないでしょ、あなた達が警察に届け出る前に先に調査したんでしょ。その結果どうだったんですかって聞いてんですよ。
区民課長
杉並としてログの履歴を確認した結果、その職員が、文書に記載をされている方の住所を検索をしたというその履歴は確認は出来ておりますけれども、その結果、どういうような情報が表示されたのか、その方が、実際にいらっしゃるのか等々については杉並区としては利用目的以外で住基ネットにアクセス等をすることはできませんので、それ以上確認することは出来ませんでした。
記者
そうしますと、今回逮捕容疑となってること以外に他にもどういう情報が漏洩してたとか、あるいは杉並区の別の職員も同様の漏洩をしてたとかそういうことは一切調査してないってことなんですか。
区民課長
私どもの方で分かる範囲で調査をし、今後の対応としても必要な情報については当然のことながら調査をしていく形になりますし、今後の対策としても、令和3年4月以降の操作履歴については別な目で改めてチェックをしていくというようなことを今取り組んでいるところでございます。
記者
チェックをしていくってあなた達、検索履歴を調査したって書いてありますけど今まだそういうことしてないわけですか、これから調査してくみたいなこと言ってますけど。
区民課長
改めて別の目で、という形で申し上げたところなのですが、今までも定期的にその検索記録の確認チェックはしてございます。それはやってございます。
記者
そしたらなんでそういうこと起きてるんですか。してるんですよねチェックを。
区民課長
確認してございますけれども、その確認はあくまでも特定の職員が、例えば業務時間外に検索をかけているですとか、あとは多くの検索をしているですとか、そういうことについて総務省の技術的基準に従ってチェックをしていくということで行ってございます。その中で、本当に申し訳なかったんですが、今回の事例については確認することができなかったというところでございます。
記者
そうすると、今後同じようにチェックしてやっぱり確認できないんじゃないですか。今後どうするって言うんですか。別の目でって言ってましたけど、今までとどこが変わるということを仰ってるんですか。
区民課長
その点については、どういうことが足りなかったかということにつきましては、検討委員会の中でご意見をいただきながら、今後さらに必要な対策を進めて参りたいと考えてございます。
記者
いや、有体に言って、今回逮捕された市川直央さんって職員以外に同様の事してた人いないのですか。
区民課長
それについては確認できておりません。
記者
確認できていませんって、ずっと確認しないつもりでしょう。その隠蔽方向で全部やってるのを、私は問題だと思って最初から指摘してるんだけど、いろいろ。
区民課長
区の方で、現在行っている対策の中で住基ネットを操作する職員に対するヒアリングを実施しているところでございまして、その中で業務目的に応じた利用を行っているか、そういうようなことについても、しっかりと確認をして参ります。
記者
分かりました。この問題に関しては今後また質問させていただくと思います。最後にひとつ、パワハラの問題については岸本さんに聞きますけど、さっきこちらの羽田さんがこのパワハラ問題なかなかなくならないんだと、それをゼロにするってどのぐらいの覚悟があるんだというお話でしたけれども私も羽田さんと同じように思うんですが、つい先日も世田谷区の幹部らによるパワハラ問題というのがあってそれを追求しようとしてフリーランスの於保清見さんというジャーナリストが、保坂展人世田谷区長の記者会見に参加しようとしたら参加を拒否され、そのあと私もその話を聞きつけてひどいと思ったので参加を申し込んだところ、拒否されて。それまで、フリーランス参加して質問してるにも関わらず、拒否されて当日、記者会見場まで行ったところ、まさに、そこの会見場のドアのところに区職員と警備員でピケを張られて実力で中に入れないというようなことはやられました。これ一部始終YouTubeに動画で上がってますけど、何が言いたいのかと言うと区職員という人たちはそういうパワハラ問題はもちろん、区の幹部らが隠蔽してたわけですよね、ずっと。隠蔽してたからこそ我々のような外のジャーナリストに情報がもたらされるわけなんですけど、とにかくこの問題をやろうとすると区の幹部らの隠蔽、今の住基台帳にもまさに表れてますけども、この隠蔽体質が露骨に表れてくると。会見場にも入れないというようなことまでやると。実際そういうことをつい最近世田谷区でもやってるわけですけど、やはり、先ほど羽田さんに対する岸本さんのいろんな回答だとかなり手ぬるくって本当にパワハラを根絶することができるのか、あるいは、その前の畠山さんがアンケートで45%しか回収されてないのは少ないんじゃないかとお話でしたけど、それはやはり、本当は深刻なパワハラ被害を受けていながらアンケートに回答しなかった人というのは必ずいると思うんですが、その人たちは本当に岸本さんを信用してるのか、という所があると思います。区幹部職員らの隠蔽体質を長年見てるわけですから、結局岸本さんって人も、口では良いことを言ってるけどそれをやり遂げるだけの覚悟はないんだろうって言うに見られてるから回答しなかったって人がいると思うんですよね。やはりそこの所の覚悟は、どの程度本当に覚悟してるのかと、その区幹部たちとも、反面になっても徹底的にやりますよということはあるのか、そこはどうなんですか本当のところ。で実際これまでも岸本さんの経歴でそういうような厳しい局面になってもパワハラあるいはセクハラ、そういったものと対峙してきた、ということがあったでしょうか。
区長
まさにそういう覚悟があるからこういう宣言をしているのであってそしてこの問題の難しさがあるからこそ、私自身がきちっと宣言することで、そして、今、仰ったように職員の中でそういったことを告発したり、もしくは報告したりするような状況が今すぐにできるという風には思っていません。それを宣言したからといってすぐに何かが大きく変わる、100%変わるっていう体質の問題じゃないと思いますので、今まだ声をあげられない方もたくさんいらっしゃると思います。ただこれをやらなかったら、もっと良くなるのでしょうか。私にどんな回答を求めてるのかちょっとよく分かりませんけれども。
記者
畠山さんが最初に聞かれた45%の回収率ってちょっと低いのではないかと。被害を受けていながら回答してない人がいることについてどう考えてるかってことだけを。
区長
今それは申し上げました。まさにそれはそういったことを明らかにするためにもそして幹部職員の中で先ほど隠蔽体質という風にご指摘がございましたが、それは、別にこの件に限ったことではないのかもしれません。そもそも、区役所の中の情報公開だとか透明性の高い区政だとかそういったことは全て関連するものだと思っていますし、こういったことを一歩一歩することによって、職員との信頼関係を作っていく、そして区民との信頼関係を作っていく区政をまさに作りたいと思うその一環でございますので、これだけを切り取ってハラスメント宣言だけを切り取って申し上げてるだけでありませんし、今までの記者会見それから「さとこビジョン」に掲げてきたことの中の一部として申しあげていて、これは他の課題と同様に一歩一歩前進していくしかない。そこで区民や職員との信頼を築いていくしかないというふうに考えております。

広報課長
ちょっと公務がありまして、手を挙げた方、すみませんが手短かにお願いします。では一番奥の女性から。
記者
毎日新聞の南茂と申します。よろしくお願いします。区の職員の逮捕の件で確認させて頂きたいんですけれども、この住基ネットセキュリティ研修というのは、これは今までもやってらっしゃったものですけれども改めてやるということですか。
区長
はいそうです。
記者
新しくどういう内容が加わるとかそういうものがあるんでしょうか。
区長
新しく加わるものは、今まで住基ネットの操作を行う職員に対するヒアリングこれは260名に及ぶスタッフなんですけれども、こちらの今までもやっていたのでしょうかね、実施後に確認報告書を提出してもらうというところまで、しっかり徹底するということがあります。そして、これも11課に渡る260名が対象ですけれども、これはセキュリティ研修で、それだけではなくて、全ての職員に対して公務員倫理情報セキュリティ研修を会計年度任用職員も含む全6,000人の全スタッフに対して、研修資料を基に各課で実施いたします。そして、その実施後に研修報告書を提出してもらうということ、これは新たなことで良いでしょうか。実施いたします。
記者
全職員に対してのセキュリティ研修は初めてやるということですか。
区長
この特定の研修をやるのは、こういったものを含んだ研修というのはあったと思うんですけども今までも。最初に、皆さん入庁された時にあったと思うんですけれども、改めてこれを徹底して今、全職員にということでございます。
記者
簡単に、どういう内容を全職員の方に研修されるのかを伺えたらありがたいのですが。
区長
これはお願いしていいですか。
広報課長
これまでも研修はやってたのですけども、改めてですね、この住基ネットに関するセキュリティ研修と公務員倫理に関する研修を併せて全職員に実施していくという、そういう予定になっております。
記者
住基ネットのセキュリティに関しても全職員にされるのですか。
区民課長
区民課長でございます。住基ネットの研修については、この公務員倫理情報セキュリティの研修とは別に、その住基ネットを取り扱っている操作権限のある職員に対して、実施をしていくというもので、今回の事案を受けまして、より個人情報の保護、そういうようなものに重点を、その部分に力を入れた形で研修を実施していきたいと考えてございまして、現在は、例えば、毎年職員に対する自己点検と、こちらの方で今申しあげているんですけれども、例えば、不正な操作はしていないかとか、しっかりと必要な情報を、できるだけ必要な情報は入力して検索をかけているだとか、あとは、例えば、端末のログオフをしっかりとやっているかとか、そういうようなところを自己点検してチェックをしてもらって、結果を職場で共有をし、セキュリティの向上を図っていく、そういうような取り組みをしてございました。その中で、こういう事案が発生いたしましたので、改めて、住基ネットの操作権限を持っている職員に対して研修を実施し、個人情報の保護、またそれがどういうような結果を生むのか、そういうところも研修をした後に職場の中で共有し合いながら、よりお互いにセキュリティを高めていく、そういうような取り組みをしていく、ということでございます。
記者
全職員に対する情報セキュリティの研修っていうのは、個人情報保護に関する全体的な内容をされるっていう事ですよね。そこの説明を、どんなものをするのかっていうのを改めて伺いたかったのですが。
広報課長
それはすいません、会見終わってからまた所管の方からご説明させていただきます。では、お隣の方。

記者
NHKの鵜澤です。よろしくお願いします。新型コロナの第8波の備えについてなんですけれども、区民にとっても関心事かと思います。感染者数もかなりの数になる可能性もありますけれども、現状区の取り組みですとか、どう備えていくのかっていうところ区長からお話しいただければと思います。
区長
はい、仰るようにインフルエンザとの流行と相まって非常に今、全国的にも心配が高まっていると思います。杉並区としては、これまでと同様に保健所の体制そして病床の確保、もちろんワクチンの接種、PCR検査、今まで蓄積してきたものがありますので、それをきちんと維持、そして場合によっては拡大するということだと思うんですけれども、これに関しては今までも通りの緊張感を持って行なっていきたいと考えております。

広報課長
ありがとうございます。では、お隣の方。
記者
時事通信の山内と申します。よろしくお願いします。今の各区定例会議に参加した際に、各区首長の皆さんにお聞きしてるんですけども、マイナ保険証、これについて賛成の方、反対の方さまざまな首長の方いらっしゃるんですけども、それについて、岸本さんのご意見を伺いたいというのと、あと、杉並区が今マイナンバーカードどれだけ普及しているのかのパーセンテージどれだけ普及しているのかっていうのとを、普及させるためにどのようなことを主に行なっています、といった取り組みなどありましたら、お聞きしてよろしいでしょうか。
区長
はい、マイナ保険証は、いろんなご意見があることも私自身にも意見はあるのですけれども、行政のデジタル化は国や地方自治体として推進していくべき課題でございますので、住基ネットシステムも同様ですけれども、適正な管理運用を大前提にして活用していく必要があると考えております。自治体は、そこで果たさなければならない役割というのがございますので、特に区民の方達に分かりやすい情報提供だとか、窓口だとか、そういったものをちゃんと整えていくということだと思います。加えて申し上げたいなと、これは私個人の意見なんですけれども、やはり、これはマイナ保険証だけでなくマイナンバーカードそのものがやはり国と国家と個人との信頼関係がなくてはありえないという風に思います。今回、それについて住基ネットのこともありましてこの問題を非常に重く受け止めているというのは、まさにその点でございます。こういった個人の情報を扱う基礎自治体として、今回の事件を重く受け止めた上で、やはりさらに国ともきちんと信頼関係を築いていくということも私たちもそこに貢献しなければいけないと思いますので、その思いを新たにやって参りたいと思います。
記者
今、区内の普及率が分かれば伺ってよろしいですか。
広報課長
交付率と言うそうですが、今54.5%だそうですが、またちょっと詳細は所管の方に確認していただければと思います。はい、あとお1人でよろしいですかね。どうぞ。

記者
フリーランスの木野と申しますけれども、まちづくりの関係で「さとことブレスト」なんですけれど、これ実際にやった内容、議事録の公開等というのは予定があるかどうかと、それから132号133号に関しては、すでにあの事業認可が出てるんですけれども、これからの議論というのは、その今出ている事業認可が変更できないことが前提になるのか、それとも変更の可能性まで含めた議論ということになるのか、この辺はどういう風に考えればいいのか教えてください。あとすいません、グリーンスローモビリティなんですけど、ちょっとこれ事実関係だけ。今の11日間で、1日に2時間運行という事業規模なんですが、これどういう理由で決まったのかと、それからこの間にあのどれくらいの利用者を見込んでいるのか、もし見込みがあれば教えてください。
区長
はい最初にまず「さとことブレスト」の内容の公開ですけど、もちろんこれはして参ります。ただ単に公開するだけではなく、やはり分かりやすい形でどのように出していくのが皆さんの議論が可視化できて、かつ多くの人に共有できるかというところも含めて、全部公開という上で、そのやり方も含めて工夫していきたいと思います。そして、132号線と133号線という話ですが、132号線の許可は下りていますけども、133号線はそうではありませんので、そこは区別して考えております。この許可が下りた所に関して、原則この取消すということは原則的に大変難しいと言いますか、原則としては、できないことだというふうに理解しておりますけれども、その上でも議会でも答弁してるように、その道路のあり方、その132号線も全部下りてるわけではないので、一部ですので、その先もありますのでそういったことを駅まで全部続けて考えた上でのまちづくりだと思ってますので、それは許可が下りた部分をどうするかということも真摯に話し合って行かなければいけないというのが現実のところでございます。133号線に関しては、まだ許可も下りていませんので、そこはまさにこれからというところで阿佐谷のまちづくりの中で区民と共に地権者そしてまちづくりの全てのステークホルダーと一緒に考えて参りたいと思います。はい、これはすいません、私、所管の方にお願いしないと細かい話は分からないので、その後、フォローアップさせていただくのでよろしいでしょうか。

広報課長
では、後ほど所管課の方と。すいません、次の公務が差し迫っておりまして、申し訳ありませんが、ここで終了させていただきたいと思います。本日は、ちょっと長時間になってしまいまして申し訳ございません。これで以上とさせて頂きます、ありがとうございました。
区長
ありがとうございました。

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