施設案内 遅野井川親水施設(オソノイガワ シンスイシセツ)
施設情報
- 住所
- 杉並区善福寺2丁目31番(都立善福寺公園内水路)
- 駐車場
- なし
- 交通アクセス
-
JR「荻窪」から関東バス南善福寺行き 「善福寺公園」下車
JR「西荻窪」から関東バス、あるいは西武バス 上石神井駅行き(大泉学園駅行きも有り)「善福寺」下車 徒歩5分
西武新宿線「上石神井」から関東バスあるいは西武バス西荻窪駅行き 「善福寺」下車 徒歩5分
地図
区民が身近に触れられ、潤いと安らぎを実感できる水辺空間を創出し、川への関心を高めるため、区民と行政との協働で取り組み整備した親水施設です。
経緯
学校の敷地内を善福寺川が流れ、日頃から善福寺川をきれいにする活動を行っている井荻小学校の子どもたちが、善福寺川をもっと地域で愛され親しみやすい川にしたいと考え、「夢のほたる水路設計図」を作成し、平成26年7月に5・6年生の全員で区長に直接手渡したことがきっかけとなり、長い間、柵で囲われた状態が続いていた善福寺川の源となる水路部分の親水施設としての再整備を行ったものである。
整備にあたっては、草地広場や親水テラス等の親水機能を持たせるため、東京都の協力を得て、善福寺公園の一部を活用している。
- 平成27年度 検討・基本設計
- 平成28年度 実施設計
- 平成29年度 整備
- 平成30年度 遅野井川親水施設開園式(7月21日開園)
施設のコンセプト
- 上流側は生き物が棲むエリアとし、生き物の保護を図るとともに、観察デッキを設置
- 下流側は人が水に親しめるエリアとし、水面まで近付ける親水テラスを設置するとともに、緩勾配の草地広場を配置
施設の名称について
整備完了を機に、かつて善福寺川が遅野井川と呼ばれていたことや、子どもたちの遊び場として小川だった頃の往時をしのび、区民の憩いと安らぎの場として親しまれるよう、当該水路を「遅野井川」と呼ぶこととし、施設名称を「遅野井川親水施設」としました。
維持管理について
本事業は、計画段階から地域の方々の意見を取り入れ進めてきました。その中で、区民が主体的に参加できる活動として議論が行われました。それを踏まえ、区と区民団体「遅野井川かっぱの会」と協働して管理を行っています。
区民が参加できる活動としては
- 水路の清掃活動等の維持管理活動
- 水路の生き物監察・調査(モニタリング)
- 本施設の情報発信
としています。
詳細については現地掲示板に記載のある「遅野井川かっぱの会事務局」まで問い合わせ先ください。
自然共生サイトに認定
環境省により生物多様性の価値と管理による保全効果などが認められ、自然共生サイトに令和5年10月に認定されました。都内における区立施設としては初の認定となります。
自然共生サイトは、生物多様性の損失を止め、回復させるというゴールに向け、2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しようとする「30by30」(サーティ・バイ・サーティ)の目標を達成するために、保護地域以外でも生物多様性保全に資する区域を認定するものです。
認定されることで、OECM(Other Effective area-based Conservation Measures)として、国際データベースに登録されます。
このページに関するお問い合わせ
都市整備部土木計画課施設整備グループ河川橋梁担当
〒166-8570 東京都杉並区阿佐谷南1丁目15番1号
電話:03-3312-2111(代表) ファクス:03-3316-2470