9月24日~30日は結核・呼吸器感染症予防週間「長引くその咳 結核かも」(6年9月15日)

 

ページ番号1095751  更新日 令和6年9月15日 印刷 

咳をする女性のイラスト

厚生労働省では、9月24日~30日を「結核・呼吸器感染症予防週間」と定め、結核をはじめとする呼吸器感染症に関する正しい知識の普及啓発を図ることとしています。

結核をはじめとする呼吸器感染症を防ぐために

結核に加え、新型コロナウイルス感染症をはじめとした呼吸器感染症の脅威が再認識されています。感染を防ぐためには、マスク着用を含む咳エチケット、手洗い、換気等の基本的な感染対策や予防接種などが重要となってきます。結核は過去の病気だと思われがちですが、令和5年には国内で約1万人が発病し、約1,600人が死亡した日本の重大な感染症です。令和5年の新規患者数は、都内で約1,200人、区内では32人でした。

結核ってどんな病気?

結核は、結核菌を肺に吸い込むことで起こる感染症です。感染しても全ての人が発病するわけではなく、通常は免疫により結核菌の増殖を抑え込みますが、抑えきれなくなると発病します。

こんなときはすぐに受診してください

結核の初期症状は咳・たん・発熱など風邪に似ています。このような症状が2週間以上続いたときは、呼吸器科のある医療機関を受診しましょう。健診等の胸部エックス線検査の結果が「要精密検査」だったときは、放置せず早めに受診しましょう。結核は早めに発見して治療すれば治る病気です。早期発見は、重症化を防ぐだけでなく、家族や周囲の人への感染を防ぐためにも重要です。

予防・早期発見のために

年に1回は学校や職場の健診、区民健診等で胸部エックス線検査を受けましょう。乳幼児は結核を発病すると重症化しやすいため、生後5~8か月に予防接種(BCG)を受けましょう。また、高齢になるほど咳やたんなどの症状も出にくくなり、受診や診断が遅れてしまうことがあるので注意が必要です。

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杉並保健所保健予防課感染症係
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