国勢調査とは？

国内の人ロ・世帯の実態を把握し、生活環境の改善や防災計画の立案などさまざまな施策の基礎資料を得るため、統計法に基づいて5年に1度実施される国の統計調査です。10月1日現在、日本に住む全ての方と世帯（外国人の方も含む）が対象です。
国勢調査では、男女の別・出生の年月・配偶者の有無・就業状態・従業地などの人に関する事項や、世帯員の数・住居の種類などの世帯に関する事項などを調査します。さまざまな調査項目により、住民基本台帳などでは把握できないその地域に実際に住む人々の詳細な状況を捉えることができるため、地域の特性に合った行政を運営する上で重要な役割を果たしています。

その他に国が行う調査（一部）

経済センサス（活動調査）

企業・事業所の経済活動の調査。結果は、GDP統計の作成や商店街活性化に向けた取り組みなどで活用されます。

住宅・土地統計調査

住宅数・居住世帯などの調査。結果は、防災に向けた都市計画策定、少子高齢社会を支える住居環境の整備などで活用されます。

就業構造基本調査

世代別の就業状況や、育児・介護と就業の関係などの調査。結果は、働き方改革推進に向けた取り組みなどで活用されます。

全国家計構造調査

家計における消費・所得・負債の実態の調査。結果は、介護保険料の算定基準や所得・資産格差の現状把握などで活用されます。

農林業センサス

農林業・農山村の実態などの調査。結果は、農林業施策の企画・立案・推進などで活用されます。

国勢調査の流れ

調査時は、顔写真入りの調査員証を携帯しています。

国勢調査はこんなことに活用されます！

• 選挙
  人口から、各選挙区の票数が均等になるように、境界を変更する衆議院小選挙区の改正案の作成に活用されます。
• 災害対策・防災
  居住・通学・通勤の状況から人口密度の変化が分かり、災害時の時間ごとの被害予測・防災計画などに活用されます。
• 医療・介護
  どの地域にどのような方が住んでいるのかが分かり、医療・介護施設の立地計画などに活用されます。
• 年金
  人口などから将来の人口の見通しを立て、それを基に財源を予測し年金給付額の調整などに活用されます。
• 子育て
  年齢別の人口から人口減少の状況が分かり、出生率上昇を目指した子育て施策などに活用されます。
• 商業
  どの地域にどれくらいの人口が集中しているかが分かり、小売店の立地計画・売上増に向けたマーケティングなどに活用されます。

（注）国勢調査などの統計データは、e-Stat（イースタット）政府統計の総合窓口でご覧になれます。

国勢調査員の募集

国勢調査員は総務大臣が任命する非常勤の国家公務員です。区内で国勢調査員として従事してくれる方を募集します。

内容	説明会への参加、担当地域の確認、調査書類の配布・回収ほか。
対象	20歳以上の方
調査対象件数	1調査区につき40～100世帯程度
調査実施期間	9月上旬～10月下旬
調査地域	原則、自宅周辺の地域
報酬	1調査区ごとに4・5万円程度（受け持ち調査区数・世帯数で異なる）
申し込み方法	電話または申し込みフォームで、区民生活部管理課統計係（電話：03-5307-0621）へお申し込みください。
申込期限	6月30日（月曜日）
その他	申し込み後、面接を実施（履歴書ほか持参） 調査方法などの説明会を9月上旬に実施

かたり調査にご注意ください！

金銭を要求することはありません！

かたり調査とは、行政機関が行う統計調査であるかのような紛らわしい表示・説明をして、個人情報などをだまし取ろうとする行為です。統計調査員は常に顔写真入りの調査員証を携帯しています。統計調査を装った不審な訪問・電話・Eメールにご注意ください。
（注）調査票提出後、記入内容に不明点がある場合は、国・地方公共団体職員などから電話をかける場合があります。

統計調査でこのようなことは行いません！

• 金銭の要求
• 銀行口座・クレジットカードの暗証番号の確認

不審に思ったときはお問い合わせください！

• 区民生活部管理課統計係 電話：03-5307-0621
• 杉並区振り込め詐欺被害ゼロダイヤル：03-5307-0800

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広報すぎなみ（令和6年度）3月1日号　第2399号

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