子ども家庭支援センターの子育て支援サービス(令和元年8月1日)
高円寺に、杉並区で2カ所目となる、子ども家庭支援センターができました。
それをきっかけに、子ども家庭支援センターの活動内容についてインタビューしてきました。子育て相談の事業と子育て支援サービスの事業に分けて、2回に渡ってご紹介しています。
第1弾は子ども家庭支援センターの子育て相談でした。(令和元年7月15日)
今回は、子ども家庭支援センターの子育て支援サービスをご紹介します。
過去にすぎラボで記事にしたサービスもいくつか出てきますので、体験談が気になる方は、合わせてリンク先もご覧ください。


子どもショートステイ
サービス概要(パンフレットより)
保護者が病気、出産、育児疲れなどで一時的にお子さんを養育できない時に、区内の児童養護施設、乳児院で宿泊でお預かりします。
対象:0歳から12歳(小学生まで)
期間:1回7日以内(年度内の合計は、子ども1人につき28日以内)
申し込み・問い合わせ先:ゆうライン(電話)03-5929-1901
インタビュー
Q.誰でも預けられるのですか?
A.所定の要件があり、保護者が出産や病気などで入院される場合、ご家族の看護が必要な場合、遠方のご親族の葬儀などの場合、育児疲れなどの理由で育児が困難になりお子さんを一時的に預けなければならない場合などです。
緊急性を要する場合は、空きがあれば、すぐに預けることも可能です。
Q.利用料金は発生するのですか?
A.はい。2歳未満ですと1泊2日で5,000円、2歳以上ですと4,300円です。子育て応援券も使えます。
Q.預かる人数がいっぱいなので、離れた施設へ、ということはありますか?
A.区内の施設でのみ実施しています。2歳までは乳児院で、2歳以上は養護施設で預かることになります。
産前産後ヘルパー
サービス概要(パンフレットより)
産前・産後の家事や育児の支援が必要なご家庭を、ヘルパーが訪問する子育て支援サービスです。区内で子育て支援や家事援助等のサービスを実施している事業者に委託しています。
対象 杉並区内在住で、日中、家事・育児を手伝ってくれる人がいない方
産前
利用可能期間・日数:妊娠がわかった時点から出産日までで5日以内
申請受付開始日:妊娠がわかった時点から
産後
利用可能期間・日数:退院翌日から2か月間で15日以内(多胎出産の場合は出産後1年間で30日以内)
申請受付開始日:出産予定日の2か月前から
利用時間午前9時~午後5時(1日につき連続して4時間以内)
土曜日・日曜日・祝日・年末年始(12月29日~翌年1月3日)を除く
申し込み・問い合わせ先:ゆうライン(電話)03-5929-1901
(注意)申請後、利用開始までには2週間前後必要ですので、できるだけ早めに申請してください。
インタビュー
産前産後ヘルパーは、子ども家庭支援センターで申請を受け付け、実際のヘルパーは各事業者にお申込みいただくことになります。区内外のいろんな事業者が登録されています。コーディネート費用は子ども家庭支援センターで負担しています。
ゆりかご券が使えるようになってから、産前の利用も増えましたが、産後の方がニーズは多いです。
依頼内容は、掃除、洗濯、食事作りなどで結構多いのが、上のお子さんの送迎などです。
応援券事業でも、産前産後のヘルパー事業はありますが、この事業はヘルパーの募集をしたり、研修を実施したりするなど、事業者と協働で実施しているところが特徴かと思います。
Q.産前に5日以内は厳しくないでしょうか。つわりがひどかったり、陣痛がひどかったりしたら(長期間にわたるから)厳しいように思います。人によってちがうでしょうけど。
A.申し込まれた方のうち実際に利用する割合は産前の方が低いのが現状です。ただ中にはもっと必要という方もいると思います。手段のひとつと考えていただければ幸いです。
Q.登録に要する期間はどのくらいですか。
A.子ども家庭支援センターへの利用申請は、申し込みから数日で利用決定の通知をお届けします。その後、直接、事業者に申し込むことになります。1カ所目の事業所が都合がつかないと2カ所目、3カ所目と探す必要があり、時間がかかってしまう場合もあります。
そういう意味では、余裕を持って申し込んでいただくのがありがたいですね。
ファミリーサポートセンター
サービス概要(パンフレットより)
短時間のお子さんの預かりや送迎等を行います。援助を希望する利用会員と援助を提供する協力会員との相互援助事業です。杉並区社会福祉協議会に委託しています。
申し込み・問い合わせ先
杉並区社会福祉協議会内 杉並ファミリーサポートセンター事務局
電話03-5347-1021
インタビュー
Q.ファミリーサポートを頼もうとしたら、いっぱいで頼めなかった経験があったのですが、今はどうですか。
A.利用会員と協力会員による会員制のサポートシステムなんですが、協力会員の少ない地域もあり、すぐに協力会員をご紹介できない場合もあり、ご不便をおかけしています。事業を実施している社会福祉協議会でも、協力会員の拡大に取り組んでいるところです。
訪問育児サポーター
サービス概要(パンフレットより)
0歳のお子さんのいる家庭を区民サポーターが3回まで訪問して話をお聞きし、育児の仕方を一緒に考え、共に行います。
杉並区社会福祉協議会に委託しています。
申し込み・問い合わせ先 杉並区社会福祉協議会 電話03-5347-1018
ひとり親家庭への支援
サービス概要(パンフレットより)
ひとり親家庭の生活一般、子育て支援、就業などに関する相談をお受けします。
ひとり親相談
- 母子・父子自立支援員による支援
就業支援
- ひとり親自立支援プログラム策定
- 就業支援専門員による支援
- ひとり親家庭自室支援教育訓練給付金
- ひとり親家庭高等職業訓練促進給付金
- ひとり親家庭高等学校卒業程度認定試験合格支援
ひとり親家庭等ホームヘルプサービス
ひとり親家庭休養ホーム
相談・問い合わせ先 電話03-5929-1902
インタビュー
ひとり親家庭の相談は福祉事務所でも実施していますが、子ども家庭支援センターの特徴は就業支援、就業相談ができるということと、ホームヘルプサービスを実施している点です。ホームヘルプサービスは、ヘルパー、家事支援ですね。
ひとり親家庭休養ホームというのは、契約している日帰り施設や宿泊施設の利用料金の一部を助成するものです。
利用には、ひとり親であることの証明が必要です。
相談は、離婚を考えているがどんな手続きがあるのかや、ひとり親家庭でのお子さんのこと、仕事のことなどさまざまなご相談を受けています。
おわりに
いかがでしたか。
聞いたことのあるサービスも多かったのではないでしょうか。
多くの支援が用意されていますので、上手に使って、子育てを楽にしていきたいですね。
すぎラボライター ヤリタガリ
このページに関するお問い合わせ
子ども家庭部管理課庶務係
〒166-8570 東京都杉並区阿佐谷南1丁目15番1号
電話:03-3312-2111(代表) ファクス:03-5307-0686