方南おやじの会さんにインタビューしてきました。(令和元年7月15日)
皆さま、こんにちは。今回は、小学生のお父さん方の地域活動をご紹介したく、方南小学校で活躍されています方南おやじの会(以下、「おやじの会」)の黒柳会長にインタビューさせてもらいました。お会いする前に抱いていたオヤジ特有の厳格なイメージとは程遠く、とても柔和で穏やかな口調の方でした。黒柳さんは生まれも育ちも方南町で、私と同じくお子さんが4人いらっしゃるパパさんですが、先代から聞き学ばれた方南町の慣習を尊重しつつも、出身地にとらわれず方南町の将来を思って活動されている、さまざまな人達との交流も重要である事を認識されていました。

柔和な笑顔でインタビューに
答えていただけました。
着用のポロシャツは、方南
おやじの会のユニフォームです。

とても気さくで素敵な方々でした。
方南おやじの会さんにインタビュー
おやじの会の概要と現在の活動内容について、教えてもらえますでしょうか。
2005年9月に方南小学校の校長先生から、毎年開催される方南まつりで児童のお父さん方にパフォーマンスで焼きそばを焼いてくれないか、という働き掛けがあったのがおやじの会発足のきっかけです。(黒柳さんも設立当初からのメンバーで、2012年に3代目代表に就任。今年2019年10月に設立14周年を迎えます。)
以降、PTA会や小学校支援本部とは別の組織として、和田堀公園でのネイチャーゲームや土曜日学校で児童達と遊んだり、方南小学校設立70周年時には紙ヒコーキ大会を行なったり、最近はサマートレジャーと題して夏休みに1日方南小学校をお借りして流しソーメンやスイカ割りで子ども達と遊ぶイベントを行なっています。
今年、方南小学校は80周年を迎えましてその記念にむさし野の森に門を設営しました。毎年の行事では、7月に行われる方南小学校での盆踊り大会では方南小学校支援本部が主体である方南ぼんおどり実行委員会からの依頼でやぐら組みや提灯飾り、恒例の焼きそば作りを行なったり、8月の方南歌謡祭では屋台出店や交通整理等で主催者である方南銀座商店街さんのお手伝いもしています。おやじの会がさまざまな団体との繋がりを持ちながら活動している事を皆さんに知ってもらえますと、とても嬉しいです。
おやじの会のメンバーとしては、現在方南小学校の児童をお子さんに持つお父さんがおおよそ40人ほど加入されています。毎月開催されるイベントには10~20人程度の方がスタッフとして参加いただいてます。小学生のお子さん達に、父親の活躍している場を見せる事が会の目的の一つになっています。そして、お子さんが小学校を卒業するのと同時にお父さんも、おやじの会を卒業となります。これは小学生児童のお父さん方に主体的に活動していただく為の規則としていますが、卒業されたお父さん方にもOBという立場で引き続き活動を支援してもらっています。

中学校広報誌の告知記事

餅つき大会で使用された木製の臼を使い小学生達と一緒に
作成したベンチ
新しいとりくみや、アピールしたい活動がありましたら、お聞かせください。
おやじの会を応援していただいています方々と2018年度からイベントのコラボを始めまして、今年は千葉の郊外で方南小学生向けサマートレジャーを計画しています。
また地域の方々と話す内に、近隣中学校の生徒さんとも一緒に何か活動していこうという話になりまして、2018年度から中学生の保護者の皆さんとおやじの会を立ち上げ、以降個人的に新たな活動を支援させていただいています。
ゆくゆくは近隣の他の小学校児童の保護者の方々にも活動に参加いただけるようになっていけば、と考えています。
おやじの会について、これは伝えておきたい、という点がありましたら、ぜひお聞かせ下さい。
おやじの会は子どもの保護者の集まりです。年齢や立場を超え利害関係も無い中で、一緒に仲良く子ども達の将来を考えながらゆるゆると活動している町のコミュニティです。児童の保護者の方にとってもまちデビューの第一歩として入り易い団体ですし、会のメンバー同士の交流会(飲み会)も行っていますので、人との繋がりも保てるかと思います。ぜひ、私共の活動に参加してみてください。
おやじの会の定例会にも参加

目白押しですが、終始和やかな雰囲気でした。
黒柳さんのお誘いでおやじの会の定例会にも参加させていただきました。平日にも関わらず9名の方が参加され、会の結束の固さがうかがえました。夏休み期間中はイベント対応が続く事から、とても多忙な時期となるご様子でしたが、メンバーの皆さん笑いの絶えない和やかな雰囲気の中でさまざまな課題についてお話し合いをされていて、とても素敵な会合でした。
方南小学校のむさし野の森を見学

遊歩道もなんと、おやじの会さんの手作りです
また別日に、黒柳さんのご案内で方南小学校の学校支援本部室にも訪問して来ました。
本部長の大嶋さん、本部員の田中さんにご挨拶させていただき、皆さんと一緒に校舎裏にある「むさし野の森」を見学してきました。日中の強い陽射しを遮る森林の木陰で寛ぎながら、湖面に咲く水連や紫陽花を落ち着いて鑑賞できるエリアでした。
こちらの「むさし野の森」では先日も、小学校で飼育していた蛍を放流して小学生児童向けに夜の鑑賞会が開催され、大盛況だったそうです。
この「むさし野の森」に設置されている木製の遊歩道は、当時のおやじの会のメンバーの方々が作り上げて据え付けたられたものであり、とても素人技とは思えないその出来栄えに大変感銘いたしました。このように、おやじの会には多種多芸なメンバーの方々が大勢いらっしゃり、皆さんそれぞれの得意分野を活かした活動をされている事も、小学校関係者の方々から頼られている理由の一つだと実感いたしました。

大嶋本部長、黒柳さん、支援本部の田中さん。
背後の門は方南小学校80周年記念で、支援本部の
依頼でおやじの会さんが作成されました。
今回のインタビューを通じまして、黒柳さんの人懐こい笑顔と子ども達の将来を見守りたいという熱い思いを直接感じる事が出来、大変貴重な経験になりましたし、方南町エリアでの地域交流も今後ますます活発になっていくのではと感じました。2019年7月より地下鉄丸ノ内線のダイヤ改正で、方南町駅から新宿駅まで直通運転が開始される事も含めて、これからの方南町の動きに注目していきたいです。
7月14日に方南小学校で毎年恒例の盆踊り大会が開催され、おやじの会メンバーの皆様がユニフォームの赤いポロシャツを着用し、屋台で焼きそばのパフォーマンスを繰り広げていますので、その舞台裏も含めてまたご報告出来ればと思います。
方南おやじの会 お問い合わせ先は以下になります。
執行部メールアドレス:honanoyajinosenaka@gmail.com
すぎラボライター:とーちゃん
このページに関するお問い合わせ
子ども家庭部管理課庶務係
〒166-8570 東京都杉並区阿佐谷南1丁目15番1号
電話:03-3312-2111(代表) ファクス:03-5307-0686