体験談「子どもが食物アレルギーと診断されたら」(平成30年9月15日)

 

ページ番号1044066  更新日 平成30年9月15日 印刷 

昨今、子どもの食物アレルギーについて見聞きする機会が増えてきていると感じます。

厚生労働省の政策レポート「食品のアレルギー表示について」(平成21年)によると、我が国における食物アレルギー体質をもつ方の正確な人数は把握できていませんが、全人口の1~2%(乳児に限定すると約10%)の方々が何らかの食物アレルギーを持っているものと考えられているとのことです。また、平成25年の文部科学省による全国実態調査によると、食物アレルギーのある公立小中高校の児童生徒が全国で約45万4千人(全体の4.5%)に上り、平成19年の前回調査の約33万人(同2.6%)に比べて約12万4千人増加しているということです。

今回は、初めての育児だけでも四苦八苦している子育て期に、子どもに食物アレルギーがあると診断されたことで直面した悩みや体験談をご紹介いたします。

子どもが食物アレルギーと診断されたとき

生後半年頃、なかなか収まらない湿疹に近所のアレルギー科のある小児科を受診しました。
乳児湿疹の可能性はあるものの、食物アレルギーがあるかもしれないとのことで、血液検査をして卵にアレルギーがあることがわかりました。


診断シートの画像

その後の生活で気を付けていたこと

0歳児で、母乳育児中ということもあり、母である私の食物を通して、アレルギー物質である卵が子どもの口へと入ってしまうため、私の食事からも卵を除去した生活が始まりました。
病院の方針によっては、母乳からはアレルギー物質は移行しないという考え方もあるようですが、一日も早く子どもの湿疹を改善したい思いもあり、医師の勧めにより卵を除去していました。
野菜や肉、魚以外で、加工食品や調味料を購入する際は、必ず商品表示を確認し、卵と書かれている商品は購入できなくなりました。
パンやデザートも卵が使われたものも多く、ハンバーグやスープなど気づきにくいものにも卵が使われていることもしばしばです。
また、離乳食をスタートさせた際も、より商品表示の確認が必須となりました。

食品売り場の写真

成長して苦労したこと

子どもが成長して、幼稚園や小学生となると、常に母と行動を共にすることも少なくなります。
給食や遠足のおやつなど、園や学校との細かな連携も必要となってきますし、お友達のお家に遊びに行った際には、いただくおやつなども周りの方の理解もいただかねばならない場面も増えてきます。
また、子ども自身にも食べられるもの、食べられないものなどをお家でよく話し合い、理解させることが身を守ることにつながります。

外食や旅行など

日常から離れて外食や旅行に行く際は、注意が必要です。
今でこそ、アレルギー対応のお店やホテルなども増えてきてはいますが、まだまだアレルギー対応は難しいとされるお店も少なくありません。
事前に相談もせずに訪れると、対応できないと断られてしまうこともありますので、予めにインターネットなどで口コミなどの情報を調べ、お店やホテルに実際に問い合わせをするなどして、準備しています。

新たな課題も

わが子の場合は、幸いにも小学校低学年までには、卵に関しては問題なく食べられるまでになっていました。
しかし、中学入学前には、マンゴーのアレルギーを発症することになりました。
一般的には、小さな頃にアレルギーを発症しても成長と共に改善されていくことが多いのですが、我が子のように別の食材で新規発症する場合もありますので、油断できないと痛感しています。

一人で悩まずに周りにも相談していきましょう

初めての育児に加わった、食物アレルギーの課題は、想像以上に苦労もありましたが、インターネットを通じて調べたり、先輩ママさんや食物アレルギーのあるお子さんを持った親御さん同士で情報交換を行うことも励みになりました。
また、幼稚園や小学校などのアレルギーを知らないママやお友達などにも遠慮せずに相談していくことで、協力いただけたり、気にかけてくださったりと、周りの方にもたくさん支えていただきました。

杉並区のアレルギー相談

杉並区では、5つの保健センターにて、15歳未満を対象としたアレルギー相談を予約制で行っています。ぜひ活用してみてください。

おわりに

わが子の場合は、まだ卵だけと品目が少なく、アナフィラキシーショックといわれるショックを起こすほど重度ではなかったので、食物アレルギーがあるといってもまだまだ苦労が少ないといえます。
お子さんによっては、卵・乳製品・小麦などのアレルギーやそれ以上の品目にアレルギーがあり、より食事に制限が必要とされる方や、少しの摂取や接触により、救急搬送される危険と隣り合わせで必死にお子さんを守り育てていらっしゃる方もおられます。
困っているときは、一人で抱え込まずに、ぜひ身近な機関に相談していってほしいと思います。
また、食物アレルギーと関わりのない方も、もし周りにアレルギーの方がおられましたら、声をかけていただき、協力いただけることは積極的に協力していただけると、悩んでいる方の励みになると思います。
食物アレルギーがあっても、「疎外感」を感じずに生活できるような社会へと、よりすすんでいくことを願います。

ライター「すぎラボ」kaon

 

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