杉並区役所若手職員座談会

 

ページ番号1009804  更新日 平成28年1月18日 印刷 

画像:杉並区役所若手職員座談会

杉並区入庁1~2年目の若手技術職員4名に、受験期に体験したことや現在の仕事について、アツく語ってもらいました。特別区内で活躍する技術職の想いを知ることができる数少ない機会。杉並区を志望する人も、そうでない人も、必見です!!

なお、職員からできるだけリアルな発言を引き出す目的で、匿名で掲載しております。何卒ご了承ください。

  • 土木Aさん(男性) 所属:土木事務所
  • 土木Bさん(男性) 所属:土木計画課
  • 建築Cさん(女性) 所属:建築課
  • 建築Dさん(女性) 所属:営繕課

公務員としての土木・建築職の仕事とは

現在、担当している仕事について、教えてください。

土木Aさん:土木事務所で区が管理している道路、樹木、河川等の維持管理を担当しています。水害対策も土木職の業務の一環です。維持管理の一例としては、企業(水道局、東京ガス、東京電力など)と打ち合わせをして工事の範囲を決めたり、工事現場に立ち会ったりしています。また、区民の方からの「樹木が通行の支障になっているから剪定してほしい」とか「河川に物を落としたので拾ってほしい」といった要望に対応することも多いです。区民の方から「ありがとう」と言われると、やはり嬉しいですし、大変やりがいを感じます。

土木Bさん:土木計画課で、道路の設計と積算(工事にかかる費用の算出)をしています。設計は、企業に委託し作成された設計図に、下水管や雨水枡、汚水枡といった設備や、境界の位置などをCAD(キャド)というソフトで入力して行います。区民の要望に応じた取り組みが求められると同時に、大切な税金を使うので、コスト感覚が求められる仕事だと思います。例えば、路面状況の調査結果から、より早急に対応すべき道路を決定し着手するなど、限られた予算の中で最善の対応を日々追及しています。

建築Cさん:建築課で建築確認申請に関する仕事を担当しています。建築確認とは、これから建築物などを建てようとする時に、その建築物が、建築基準法やその関係規定に適合しているか確認する大切な業務です。最近は、確認申請の多くが民間の指定確認検査期間で扱われるようになったため、設計者や民間の指定確認検査機関からの問い合わせが増えています。それらに円滑に対応するために、職場では月に1回、法研究会を開いて知識を深めるなど工夫を凝らしています。

建築Dさん:営繕課で区施設の改修工事、新築工事の設計や監督を行っています。建築、電気、機械設備と専門ごとに分担しており、私は建築を担当しています。具体的な施設としては、保育園、児童館、高齢者施設、運動施設、小中学校等です。最近は特に、待機児童や保育需要の高まりによる、保育施設の改修・改築に力を入れており、平成25年度は、会議室等の施設を保育室へ改修する工事を9件行いました。

 

「待機児童」や「水害」など、区が抱える課題に対して、各々の技術を駆使して対策している様子が、イメージしていただけたでしょうか。このように、「安心・安全なまち」は、技術職の活躍なくして作られません。 また、それぞれ専門分野はありますが、利用者である区民の方の顔が見え、要望への対応も行うという点は、区役所ならではの仕事といえます。


民間で働くこととの違いはどのようなところにあると思いますか?

建築Cさん:民間と公務員には、立場や仕事における目的に違いがあると思います。例えば、税金を使って行う仕事だという責任感がありますし、利益の追求を目的としていないため、成果を数値で表すことができない仕事もあります。

土木Aさん:民間の多くは、専門分野に特化していて、就職すると「特定の分野を極めていく仕事」になると思います。それに比べると、公務員は、よりさまざまな角度からまちを支える「幅広い分野の仕事」をしています。あくまでも私の意見ですが、ひとつの分野を極めたいのならば民間、幅広くやりたいならば公務員というイメージです。

土木Bさん:Aさんの意見に加えて、幅広く仕事をしていく中で培われるのだと思いますが、視野の広い同僚が多いと感じます。そういう人との出会いは、人間的にも成長できます。 また、受験時に専門的な資格の取得が必要ないところも、民間とは異なると思います。就職後、独自に資格を取得する方もたくさんいますが、上司から取得を強制されるわけではありません。

建築Dさん:保育園、児童館、学校など生活の基盤になる施設を作れるところも、公務員ならではだと思います。施設も立てて終わりではなく、修繕も行うので、建物の全てを見ることが出来ますし、まちづくり、建築物の許可・確認、設計、管理など多岐に渡る業務をすることができます。
また、民間によって多少違いはあると思いますが、やはり公務員の福利厚生面はとても良いと思います。建築職は、入庁する前に想像していたよりも女性が多かったのですが、皆さん結婚・出産後も仕事を続けていて、非常に安心できます。


学生時代に学んだことは、仕事に活かせますか?

建築Cさん:今振り返ってみると、学生時代に学んだことは、活かせるというよりも最低限必要な知識なのだと思います。何となく学んでいたことも、仕事をしていく中で役に立ちます。

土木Bさん:土木に関する専門用語は、ほとんど初めて聞く単語で、話についていけないこともありますが、どこかで聞いたことがある程度でも全く違うので、たくさん知っておくと良いと思います。

建築Dさん:建築基準法、構造力学、建築設備などは仕事に欠かせない知識として活かせます。学問以外にも、建築は生活に欠かせないものですから、普段から施設の利用しやすさ等を「観察する力」を磨いておくと、仕事をする上で重宝すると思います。

土木Aさん:強いて言うなら、事務職に限らずパソコンを使う機会はありますので、余裕があればエクセルやワードに慣れておくと良いかもしれません。ちなみに、入庁後も仕事をしていく中で先輩から教えてもらえますし、希望すればパソコンの研修にも参加できます。

 

学業以外にも、友人と交流を深めたり、趣味に熱中したりすることでも、さまざまな情報が入ってきますし、ご自身の見聞を広げるきっかけになりますよね。やはり物事に幅広くアンテナを張ることは、魅力的な仕事をすることにつながると思いますので、受験生の皆さんは、ぜひ入庁前に色々なことに挑戦してみてください。


数ある区の中で、なぜ杉並を選んだのか

ここで、話は変わりますが、そもそも皆さんが公務員を志望した理由と、杉並区を志望した理由やきっかけについて教えてください。

写真:特別区の合同説明会

建築Cさん:私は、まちづくりに携わる仕事がしたいと思い、より住民の意見を反映し、幅広くまちづくりに携わることができるという理由で公務員を目指しました。杉並区を志望したきっかけは、特別区の合同説明会に参加した際、杉並区のブースの明るく親切な対応が印象的で、私も「この人たちと一緒に働きたい」と思ったからです。

建築Dさん:私もCさんと同じ理由で公務員を志望しました。実を言うと、杉並には特別区の面接のお話をいただいて初めて来ました。区役所の周りをぐるりと歩き回ってみて、住みやすそうなまちだなと感じたことを覚えています。また、ホームページ「すぎなみではたらく」で、職員紹介や職員白書などの資料を確認して、女性も働きやすい環境であるところにも惹かれました。なにより、今やりがいをもって仕事ができているので、あの時、面接のお話をもらえて本当に良かったと思います。

土木Aさん:全体の奉仕者として、区民のニーズを反映した仕事をする公務員という仕事に憧れて志望しました。杉並区を選んだ理由についてですが、本当に正直に言うと、23区の中で自宅から一番交通の便が良かったこと、そして将来のワークライフバランスを考えて、異動の範囲やプライベートの時間がとれるかについても検討して志望しました。理由は月並みかもしれませんが、実際に働いていて満足していますし、なにより杉並区は職場の雰囲気が良いので、慎重に就職先を選んで良かったと感じています。

土木Bさん:私は、志望先について迷った時、地図を片手にまち歩きをしていました。住宅都市として発展している杉並区には、より住民の生活に密着した課題がまちの中にあることに気づきました。また、自分で区の課題を発見していく中で、「区が抱えている課題」というのはつまり「これから私がやるべき仕事」であると感じるようになり、杉並区で働いていく姿をイメージできるようになったことが、志望動機になりました。

 

それぞれきっかけは違っても、「自分の働く姿をイメージして決めた」という点では、共通しているように思います。また、この場にいる職員に限らず、「杉並区の職場の雰囲気の良さに惹かれた」という志望動機は、よく耳にします。受験生の皆さんも、実際に杉並の説明会などにご参加いただくと、それらを感じていただけるかと思いますので、ぜひ機会がありましたらご検討ください。


杉並区とはこんなところ、杉並区を目指すあなたへ伝えたい!

最後に、受験生へメッセージをお願いします。

建築Cさん:入庁して感じたのは、杉並区は人に恵まれていて、とても働きやすいということです。ぜひ、杉並区職員となって、一緒に働きましょう!

土木Aさん:なんといっても杉並区は先輩職員が優しいです!就職するまで全く縁がなかった杉並区でしたが、今は公私ともにお世話になり、とても愛着が湧いています。また、区民のために汗をかけるというのは、やはり公務員ならではの魅力だと思います。

建築Dさん:杉並のまちは本当に魅力的です!例えば、大田黒公園、大宮前体育館、座・高円寺などの魅力的な施設や、テレビや雑誌で紹介されるお店も数多くあります。志望先として、杉並を考えていなかった皆さんも、ぜひ一度、ご自身の目でみてほしいです。

写真:大田黒公園
ライトアップした大田黒公園
写真:座・高円寺
座・高円寺

土木Bさん:私が担当している業務については、メディアに取り上げられるような大きな事業は今のところ予定されていませんが、木造密集住宅・狭あい道路・施設の修繕・水害対策・シャッター街・放置自転車・ヒートアイランド現象など、生活に密着したさまざまな課題があり、とてもやりがいがあります。自ら課題を見つけ取り組みたい人、また、幅広い仕事をしたい人には魅力的な区だと思います。ぜひ一緒に杉並のまちを良くしていきましょう!

 

土木・建築若手職員座談会は、いかがでしたか?ご覧のとおり、杉並区の技術職員たちは生き生きと仕事に励んでいます!彼らの言葉を通して、少しでも杉並区に興味を持っていただけたら幸いです。皆さんと一緒に働けることを職員一同楽しみにしております!


 

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