地震発生時の行動マニュアル
地震発生時の行動
地震が発生した場合、時間の経過に伴い皆さんの行うべきことが変わってきます。
経過時間:地震発生時から2分後
行動すべきこと
自分の身を守りましょう。
- 揺れを感じたら丈夫な机やテーブルなどの下に身を隠す
- 玄関などの扉を開けて脱出口を確保する
- あわてて外に飛び出さない
激しい揺れは、数十秒間続きます
日ごろからの備え
- 家具類の転倒・移動防止
- ガラスの破損・飛散防止
- 照明器具の落下防止など
- 感震ブレーカーの設置
経過時間:2分から5分後
行動すべきこと
火の始末をしましょう。
消火のチャンスは以下のとおりです。
- 揺れを感じたとき
- 大揺れがおさまったとき
- 出火の直後
区では初期消火用に約5,400本の街頭消火器を設置しています
日ごろからの備え
- バケツ、消火器の用意
- 風呂水の汲み置きなど
経過時間:5分から10分後
行動すべきこと
- わが家の安全確認を行いましょう。
日ごろからの備え
- 家族で防災会議(避難場所、連絡方法の確認)
- スリッパやスニーカーの用意(ガラスなどによるけが防止のため)
経過時間:10分後から半日後
行動すべきこと
- 近所の安否確認を行いましょう。
個人での応急活動には限界があります。隣近所で協力しあいましょう。
身の周りの自力で安全を確保することが難しい高齢者・障害者・乳幼児・経産婦・傷病者などの災害時要配慮者の安否確認をお願いします。
日ごろからの備え
- 隣近所の協力体制づくり
- 防災市民組織への参加
経過時間:半日後から3日後
行動すべきこと
- みんなで支えあいながら生活しましょう。
日ごろからの備え
- 家庭内備蓄の準備(最低3日分程度の食糧・飲料水、懐中電灯、ラジオ など)
3日後以降
行動すべきこと
- 本格的な復旧活動が開始
ボランティア活動も開始され、区民・事業者・行政が一体となって復旧・復興に取り組みます。
正しい情報の入手を
1.地震・避難情報
- テレビ・ラジオ
地震情報、余震情報は、テレビ・ラジオを通じて最も早く知ることができます。
テレビ・ラジオの放送には、常に耳を傾けましょう。
停電時には車のラジオも活用できます。 - ケーブルテレビ
ジェイコム東京でも区内の災害情報等を提供します。 - 防災行政無線
区内の約120カ所に設置された屋外放送塔から地震情報をお知らせします。 - 区ホームページ・X(旧Twitter)
杉並区のホームぺージ・X(旧Twitter)を通じて、各種の災害情報を提供します。 - 杉並区災害・防災情報メール配信サービス
杉並区の大雨・地震等に関する情報をメール配信します。 - 広報車
区の広報車が地域を巡回して、災害情報などをお知らせします。
2.家族の安否確認
地震発生直後には、あらかじめ家族で決めておいた場所に集合し、家族の安否確認をしましょう。
平日の日中など、家族がすぐ1カ所に集まることができない場合には、災害用伝言ダイヤルや、遠隔地の親戚・知人などへ電話連絡等の方法により、安否確認をしてください。
3.「警戒宣言」が出された場合
東海地震発生のおそれがある場合、内閣総理大臣から警戒宣言が発せられます。
警戒宣言は避難の合図ではなく、地震への準備を呼びかけるもので、テレビ・ラジオのほか、区の防災行政無線やパトカー・消防車のサイレンなどでお知らせします(サイレン音は、45秒間の吹鳴を3回繰り返します)。
警戒宣言が出されたら、次のことに注意しましょう。
- 正確な情報をつかむ
- 火は使用しない
- 水をたくさん用意する
- 非常持ち出し品を身近に用意する
- 動きやすい服装に着替える
警戒宣言が出されるまで
地震による避難が必要なときは
1.避難は最後の手段
家が無事で、地域に火災の危険がなければ、あわてて避難する必要はありません。
火の手や煙が近くに見えたり、きな臭いなど危険を感じた時など、目前に危険が迫っているときは、個人の判断ですぐに避難しましょう。
2.避難するのはいつか
その地域全体が危険と判断された場合には、区長が避難情報(避難勧告等)を発令しますので、必ずそれに従い、集団で避難してください。
一瞬の判断が生死を分けることにもなりますので、逃げ遅れのないよう隣近所で声を掛け合ってください。
3.避難する場所は
- 震災救援所への避難
家屋の倒壊や火災などで自分の家にいられなくなったときは、まず、近くの震災救援所(区立小学校・中学校等)に避難します。 - 広域避難場所への避難
火災がさらに延焼拡大し、震災救援所にも危険が迫っている場合には、大火から身を守るため、広域避難場所に避難してください。
4.避難する場合の注意
- 動きやすい服装、丈夫な履物で、避難する。
- 家を出るときは、電気のブレーカーを切り、ガスの元栓を締める(漏電による出火、漏れたガスへの引火を防ぐため)。
- 防災会リーダーなどの誘導のもと、できる限り集団で避難する(火災発生の場合には、風向きなどを考慮して臨機応変に避難してください)。
- ペット(いわゆる危険動物を除く)については、ケージに収容するなど必要な準備をして同行避難する(避難先では、基本的に飼い主責任で対応していただくことになります)。
- 自動車は使用しない。
大地震の際の車の使用については以下をご覧ください。
「車での避難は必ず行き詰まる」
大地震が発生すると、避難者の安全避難と応急対策に必要な緊急車両の通行確保のため、一般車両の交通規制が行われます。
詳しくは、警視庁のホームページをご覧ください。
「走行中に大地震にあったら」
- 周囲の安全を確認しながら、直ちに車を左側に寄せ停車します。
- 車から離れる場合は、緊急の移動がしやすいように、キーはつけたままにし、ハンドルやドアのロックはしないでください。
このページに関するお問い合わせ
危機管理室防災課
〒166-8570 東京都杉並区阿佐谷南1丁目15番1号
電話:03-3312-2111(代表) ファクス:03-3312-9402